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東洋大・梅津らファインダー越しにチェックした今秋ドラフト候補たち

4/17(火) 16:44配信

スポーツ報知

 「球春」到来である。駅前にあるパチンコ屋の看板のことではない。野球のお話である。今季は珍しく米国メジャーリーグのアメリカン、ナショナル両リーグに日本のセ・パ両リーグが日本時間3月30日に同時開幕。スタートと同時にエンゼルスの大谷が投打で快調に飛ばせば、日本では西武が破竹の8連勝。現在はDeNAが8連勝中(16日現在)と話題に事欠かない日々が続いている。

【写真】大谷がマウンドに立つ中、バックネット下に掲出された西川産業の看板(共同)

 アマチュア野球界のドラフト戦線も高校野球は3月のセンバツ甲子園、社会人も同じく3月の東京大会からスタート。大学野球は4月1日に首都大学野球、9日に東都大学野球、14日には東京六大学野球が開幕し、ネット裏には早くも多くのスカウトが視察に駆け付けた。今年の高校球界は、春連覇を果たした大阪桐蔭と智弁和歌山がセンバツ決勝で相対したように、西日本勢が中心。投手、遊撃手、外野手としてプロレベルの根尾昂に、昨秋のU―18W杯高校日本代表で不動の1番・中堅手に座った藤原恭大などドラフト候補が5人とも6人ともいわれる大阪桐蔭勢がその主役にいる。翻って大学野球界の今年は東日本だ。4月から3リーグの開幕週を取材する機会に恵まれたが、久しぶりに東都大学や首都大学勢に注目選手が目白押しだと感じた。

 まずは1日に撮影した首都大学野球の日体大。昨秋37年ぶりに明治神宮大会を制する原動力になった松本航と東妻勇輔の150キロ越え右腕コンビがラストイヤーを迎える今季も健在。桜美林大との開幕戦では松本が先発し、7回1失点ながら10奪三振。この男、2年生の大学選手権から何度も撮影しているが、試合を壊すことがまずない。きっちりとタメを作るフォームから外角低めへ糸を引くようにストレートを決め、この日の始球式を務めた平昌五輪の金メダリストで日体大助手の高木美帆より観衆の注目を集めた。

 9日から3日間にわたって取材した東都大学野球の開幕週取材では東洋大のタレント軍団ぶりを目の当たりにすることができた。9日の初戦では、公式戦未勝利の上茶谷大河がリーグ戦初先発。自己最速151キロを記録した上、スプリットを駆使して中大打線から16三振を奪い、初勝利を初完封でマーク。一気にドラフト戦線に名乗りを上げた。それ以上に驚かされたのは10日の2戦目。先発マウンドに上がったのは仙台育英出身の梅津晃大。第一印象は、とにかくデカいこと。身長も187センチあるが、体重も92キロ。長身選手にありがちなヒョロヒョロ感は一切なく、マウンド上で左足を上げると両太ももの太さとしっかりした腰回りがユニホームの上からでも見て取れる。体格だけで印象が重なるのは、大げさでなくエンゼルスの大谷翔平。初回からネット裏で撮影したのだが、久しぶりに遠近感がおかしくなった。先発した試合では自己最速の153キロをマークし、7回1失点と好投するも打線が沈黙。白星はつかめなかったが、スケールの大きさは今年のドラフト候補選手の中では一番ではないか。関係者の話では、先発した上茶谷と梅津、それに2戦目で救援登板した昨秋5勝の最速153キロ右腕・甲斐野央(ひろし)を含めた東洋大150キロ越えトリオで、3人同時のドラフト1位指名の可能性もあるとささやかれている。また開幕週で調子は出なかったが、主将で4番を打つ中川圭太も侍ジャパン大学代表のドラフト候補二塁手。かつて阪神で活躍した東洋大OB、今岡誠を思わせるシュアな打撃で、PL学園出身選手としては球界最後になるかもしれないプロ入りを狙っている。

 昨年はその一挙手一投足を追いかけた清宮幸太郎(早実―日本ハム)ほどの超目玉はいないものの、右を向いても左を向いても粒ぞろいの2018年ドラフト戦線。ファインダー越しにスポーツ報知の一面や終面を飾ってくれる選手に巡り合えるその日まで、今年も精力的に動き回って取材を続けたい。(記者コラム 写真部・泉 貫太)

最終更新:4/17(火) 21:38
スポーツ報知

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