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いまだに飼い主が見つからない「被災ペット」がいることを知っていますか?

4/17(火) 6:11配信

BuzzFeed Japan

もし災害が起きたとき、ペットはどうなってしまうのか。地震の混乱のさなか、飼い主とはぐれたり、パニックになって逃げ出してしまったりするペットは少なくない。2年前の熊本地震では、約2500頭が「被災ペット」に。飼い主が見つかっていない犬が11頭、いまも県に保護されたままになっている。【BuzzFeed Japan / 籏智広太、志谷のぞみ】

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飼い主とはぐれたまま…

「地震で行方不明になりました」「地震後、自宅からいなくなりました」

熊本市内の動物病院には、いまだに迷子犬・猫を探すポスターがずらりと並んでいる。

環境省が2017年3月にまとめた報告によると、震災後に熊本県と熊本市が保護収容した「被災ペット」の数は、犬1094頭、猫1405頭にのぼる。

このうち、元の飼い主が見つかり返還できた頭数は犬400頭。猫に至ってはたった11頭にすぎなかった。

迷子札やマイクロチップなど、所有者がわかるようなものを装着していたのが犬368頭、猫13頭にすぎなかったことも、こうした現状を招いているとみられる。

震災後、ペットたちに起きたこと

県健康危機管理課によると、被災ペットの定義は震災後から同年10月末までに保護したものだ。

「被災ペット」には地域の限定や通常の収容活動との違いを設けておらず、野犬や野良猫も含まれている可能性もあることには留意が必要だ。

ただ、震災後は保健所への「飼い犬猫がいなくなった、迷い犬猫を保護したという問い合わせ等はかなり多かった」(県動物愛護担当者)という。

混乱のさなかにパニックになって逃げ出してしまったり、飼い主が避難をする際に放してしまったりしたケースが考えられるが、それだけではない。

県の担当者は、長引く避難生活や仮設住宅への入居などを理由に、捨てられてしまったペットも少なくないとみる。

飼い主が見つからなかった「被災ペット」はその後、愛護団体や譲渡会を通じて引き取り手を探してきた。県では犬495頭、猫773頭の譲渡先が見つかった。

それでも、全てではない。県の動物愛護センターには、いまだ「被災犬」11匹が残されたままになっている。多くは大型犬など、譲渡が難しい犬だという。

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最終更新:4/17(火) 6:11
BuzzFeed Japan

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