ここから本文です

お使いのInternet Explorerは古いバージョンのため、正しく表示されない可能性があります。最新のバージョンにアップデートするか、別のブラウザーからご利用ください。
Internet Explorerのアップデートについて

「踊っているね?」強まる取り締まり 原宿bonoboにも警察が立ち入り

4/17(火) 11:38配信

BuzzFeed Japan

東京・原宿の有名DJバー「bonobo」が、改正風営法下の取り締まり強化でピンチを迎えている。BuzzFeed Newsの取材に対し、店主の成浩一さん(54)は「ダンスをさせてはいけない、という規制に疑問を抱いている」と語る。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

【写真】90年代のクラブシーンがどれだけイッているかがわかる30枚

音楽を遊ぶ場所

1989年から10年間ニューヨークで過ごした成さんは、異色のニューウェイブバンド「のいづんずり」のNY版メンバーとして活動するなど、音楽にどっぷりと浸かる生活を送った。

故・デヴィッド・マンキューソが主宰していた伝説的なパーティー「ザ・ロフト」に衝撃を受け、日本にも「音楽を遊ぶ場所」をつくろうと、2003年末にbonoboをオープンした。

海外セレブも来店

bonoboの最大の特長は、クラブとホームパーティーの中間のような、自由でくつろげる空気感だ。

築58年の民家を改装した店内には、1階のバーに2階の畳部屋、テラスと多彩な空間があり、アットホームな雰囲気と高音質な音響が、感度の高い音楽ファンたちに愛されている。

ジェーン・バーキンやアニエス・ベー、デヴィッド・ゲッタらの海外セレブが店を訪れ、ミックスマスター・モリスやプラスチックスの故・中西俊夫、久保田麻琴らがパフォーマンスを披露したこともある。

「ああいうお客さんは止めなきゃ」

そんな名店が、危機にさらされている。

3月23 日の午前1時半過ぎ、スーツ姿の警察官3人が店に現れた。当時店内には15人ほどの客がおり、外国人男性1人は音楽に体を揺らしていた。

「踊っているね?」

「いやー楽しそうに揺れてますね」

「いや、あれは踊っているよ。法律違反です」

警官の質問に「揺れているだけ」と答えてはみたものの、追及を受けて最後は「踊っていた」と認めざるを得なかった。

「ああいうお客さんは止めなきゃいけないんだよ、とも言われましたね。反論してもお客さんに迷惑が掛かってしまうので、その場では認めました」

特定遊興飲食店のエリアは限定的

2016年に施行された改正風営法では、深夜に客を踊らせ、酒を提供する店は「特定遊興飲食店営業」の許可を取得する必要がある。無許可で営業すれば2年以下の懲役か200万円以下の罰金、もしくはその両方が科される。

改正前は深夜のダンス営業が全面的に禁止されていたので、以前に比べて規制緩和されたことは確かだ。

一方で特定遊興の許可取得が可能な地域は、繁華街の一部に限定されている。エリアから外れたbonoboは、許可を取りたくても取ることができない。1月末に摘発され、経営者ら3人が逮捕された「青山蜂」と同じ状況だ。

1/2ページ

最終更新:4/17(火) 16:31
BuzzFeed Japan