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台湾の総領事ら奄美訪問 西郷菊次郎ゆかりの地巡る

4/17(火) 13:31配信

南海日日新聞

 駐福岡台湾総領事館の戎義俊総領事(65)ら職員4人が16日、鹿児島県の奄美大島に来島した。一行は朝山毅奄美市長や竹田泰典龍郷町長を表敬訪問し、台湾・宜蘭庁長など務めた西郷菊次郎のゆかりの地などを巡った。

 来島したのは戎総領事、洪臨〓総務部長(53)、李杰宏渉外課長(42)ら。一行は午前、奄美市役所と龍郷町役場を相次いで訪問した。龍郷では竹田町長らと会談し、大河ドラマ「西郷どん」や世界自然遺産登録に向けた取り組みなどの話題で意見を交わした。

 戎総領事は「観光や小中学生の交流などを通して友好を深め、将来的には宜蘭市と龍郷町の姉妹関係づくりにつなげたい」と呼び掛けた。

 菊次郎(1861~1928年)は、西郷隆盛と愛加那の長男。9歳まで龍郷で育ち、県本土の西郷本家に引き取られた。米国留学を経て外務省へ入り、台湾の台北県支庁長や宜蘭庁長、京都市長を務めた。

 戎総領事は菊次郎が宜蘭庁長時に宜蘭河に堤防を築き、同地区の人たちを水害から守った功績などを挙げ、「菊次郎氏は台湾で今でも多くの人に尊敬されている」とたたえた。

 竹田町長は「西郷隆盛、菊次郎との縁を生かし、宜蘭市と(西郷家ゆかりの)熊本県菊池市と3地区で友好の輪を広げていきたい。6月末には宜蘭市訪問を予定している」と話した。会談後、2月にあった台湾東部地震に対し、町役場に設置した募金箱に寄せられた町民からの義援金を手渡した。

 一行は、菊次郎誕生当時の西郷隆盛潜居地や大島紬の観光施設、奄美黒糖焼酎工場などを視察した。

※〓は「木」偏に「求」

奄美の南海日日新聞

最終更新:4/17(火) 13:31
南海日日新聞