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札束がポケットから…中学生ら来店客に不審感、詐欺疑いコンビニ店員に「引っ掛かりそう」 小鹿野署が表彰

4/17(火) 22:53配信

埼玉新聞

 架空請求詐欺を未然防止したとして、埼玉県の小鹿野署は16日、小鹿野町のセブンイレブン小鹿野バイパス店と、いずれも町立小鹿野中学校2年生の関口侑生(ゆう)さん(13)、豊田洋透(ひろと)さん(13)、今井希夢(のぞむ)さん(13)に感謝状を贈った。中学生3人は「被害を防止できてよかった」と笑顔だった。

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 同署などによると、3月28日午後6時ごろ、セブンイレブン小鹿野バイパス店に秩父市の60代の男性が来店。男性がメモを取りながら電話で話し込んだり、ズボンのポケットから封筒に入った札束が見えたりしたことから、不審に思った関口さんは詐欺を疑い、一緒にいて同様に感じていた豊田さんや今井さんと、知り合いだった店員に「詐欺に引っ掛かりそうだよ」と通報した。

 男性に対応した同店アルバイトの松下卓(たかし)さん(50)は中学生たちの話は聞いていなかったものの、20万円の電子マネーの購入を求められて詐欺と直感。男性に「警察に確認してから購入してください」と話し、男性が同署を訪れたため、被害は未然に防ぐことができた。男性は動画サイトの解約料として、二つの店で37万8千円分の電子マネーを購入しようとしていたという。

 中学生3人と松下さんが同署の三上元樹署長から感謝状を手渡された。やや緊張した様子で感謝状を受け取った関口さんは「詐欺でお金を払っていたら、生活ができなくなる可能性もあり、未然に防げて良かった」と話した。

 三上署長は「機転を利かしたおかげで、詐欺被害を未然に防げた」と中学生らのとっさの判断に感謝した。

最終更新:4/17(火) 23:20
埼玉新聞