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高校野球100回連載 甲子園を席巻した鶴工、平塚農

4/17(火) 6:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 1954年8月13日、神奈川代表の“名もなき公立校”が甲子園を席巻した。初出場の鶴見工が高鍋(宮崎)との1回戦を18安打16点で大勝。当時のメンバーは「とにかく自信はあった。神奈川で優勝候補を次々と破ってきたんだから」と振り返る。

 法政二と慶応が2強を築いていたその時代、唯一割って入ったのが鶴見工。そのプレーは「鶴工魂」と称された。

 68年にドラフト1位で大洋に入団し、プロ全12球団から勝ち星を挙げた右腕・野村収さんは、平塚農の出身。駒大で才能が大きく開花したが、高校最後の夏は1回戦負けだった。

 二塁の内側を陸上トラックが横切り、隣のラグビー部から楕円球が飛び込んでくる環境で野球に打ち込んでいた。農繁期に学校が休みになることもあり「これじゃぁ勝てないなと思いました」と野村さん。それでも毎年、後輩達の試合は必ず見に行く。「平農みたいなチームでもなんとか勝とうと一生懸命やっている姿がかわいいんだよね」

       ◇

 高校野球の夏の甲子園が今年、100回大会を迎える。全国屈指の激戦区神奈川の魅力をさぐる100回連載は、伝統校&公立編。今回は1954年の夏の甲子園に出場した鶴見工と、大洋で活躍した野村収さんを輩出した平塚農です。