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人工皮膚で治療速度3倍、やけどに効果…京大・グンゼが共同開発

4/17(火) 10:03配信

読売新聞(ヨミドクター)

 京都大などは16日、重いやけどなどの治療に使える新しい人工皮膚を開発し、医療機器として製造販売する国の承認を得たと発表した。治療効果は従来の人工皮膚より2~3倍向上するという。承認は10日付。来年から本格的に実用化される見通し。

 新しい人工皮膚は2005年、京大の鈴木茂彦名誉教授(形成外科)らが考案した。従来のコラーゲン製の人工皮膚に、皮膚の細胞や血管を増やす作用があるたんぱく質を加えた。繊維メーカー「グンゼ」(大阪市)と共同開発で製品化。臨床試験などの結果、新しい人工皮膚を患部に貼ると、皮膚の再生が2~3倍速く進むことがわかった。

 価格は最小サイズ(12平方センチ・メートル)で1枚約5500円。やけどのほか、糖尿病に伴う皮膚の病気の治療にも保険適用され、年間数万人の治療に使える可能性があるという。

 皮膚の治療では、患者自身の細胞を増やして作る「培養表皮」が国内で実用化されているが、皮膚の深い部位が傷ついた重症の患者には使えない。海外では他人の皮膚細胞を使う人工皮膚も開発されているが、今回の人工皮膚の約10倍のコストがかかるという。