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中国:1-3月は6.8%成長、景気拡大ペース維持-消費が寄与

4/17(火) 11:17配信

Bloomberg

中国経済は1-3月(第1四半期)に前四半期と同じ成長率を維持した。堅調な消費を背景に世界経済を下支えする形となり、中国当局には過剰な借り入れ抑制に向けた措置を講じる余地が広がった。一方、工業セクターは緩やかな減速の兆しを示した。

1-3月の国内総生産(GDP)は前年同期比6.8%増と、ブルームバーグがまとめた市場予想と一致。昨年10-12月(第4四半期)と同じ伸びだった。

3月の小売売上高は前年同月比10.1%増。エコノミスト予想は9.7%増。工業生産は同6.0%増で、市場予想の6.3%増に届かなかった。1-3月の都市部固定資産投資は前年同期比で7.5%増えた。

着実な経済成長は、習近平国家主席による金融安定強化に向けた取り組みを後押しすることになる。これは貧困・環境汚染対策と並ぶ中国指導部が掲げる目標の一つだ。中国の底堅い景気拡大ペースは世界経済にとっても追い風になる。世界経済は今年も堅調に推移すると見込まれており、中国も輸出品への強い需要という形で恩恵を受ける見通しだ。

建銀国際のマクロ調査責任者、崔歴氏(香港在勤)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「状況はかなり堅調だ」と指摘し、「消費が極めて力強い」との見方を示した。

1-3月のオンライン売上高は35.4%増。小売売上高全体を押し上げた。もう一つの景気のけん引役は環境保護などへの投資で、統計局によると1-3月は34.2%増加した。

鉱業セクターの工業生産は3月に1.1%減少。昨年12月は0.9%減だった。一方、電力は5.8%増。昨年12月の8.2%増から伸びが鈍化した。

習主席が進める金融リスク・環境汚染対策による影響が今後拡大、または米中の貿易摩擦が激化した場合、逆風は強まる可能性がある。不動産・インフラ活動は下期に弱含むことが見込まれるものの、製造業投資や堅調な消費、強い外需がその影響を和らげる見通しだと、UBSグループは指摘している。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の大中華圏担当チーフエコノミスト、楊宇霆氏(香港在勤)は、今回の統計は「下期に成長が若干鈍化しても、中国が2018年の成長率目標を容易に達成できることを示している」と指摘。「その結果、特にレバレッジ解消など、幾つかの構造的な問題に対応する十分な余裕が与えられる」と述べた。

原題:China Economic Growth Shored Up by Consumption as Industry Eases(抜粋)

8、9段落目を追加して更新します.

Yinan Zhao, Kevin Hamlin

最終更新:4/17(火) 14:02
Bloomberg