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造船業界に自動化の波、コスト削減と建造時間短縮を目指す

4/17(火) 11:54配信

Bloomberg

最後の労働集約型産業の一角を占める造船業界に自動化の波が押し寄せている。

コスト削減と建造時間の短縮を目指し、韓国の現代重工業などの造船大手は巨大コンテナ船の重要部分の建造に自動化システムの導入を進めている。こうしたコンテナ船には長さが400メートルに及ぶものもある。

船舶1隻を建造するには約200人が必要で、厳しい価格圧力に直面している業界では、生産性を向上させることが必要不可欠だ。 2014年後半以降の原油価格急落で船舶受注が大きな打撃を受け、造船会社は数千人規模の人員削減と一部ドック閉鎖を余儀なくされた。船舶の価格はここ3年で10%近く下落している。

「現状では、可能な限りコストを削減することが極めて重要だ」とユアンタ証券のアナリスト、イ・ジェウォン氏(ソウル在勤)は分析。「恐らく今年後半以降とみられるが、明らかな受注回復の兆しがいったん見え始めれば、こうした自動化の取り組みが奏功し出すだろう」と述べた。

世界最大の造船会社である現代重工業と系列2社が昨年納入した船舶数は計138隻。16年は180隻前後だった。

ロボットアーム

現代重工業が世界初としている670キロの産業用ロボットは、遠隔操作を通じて船舶の前後部に曲げた鋼板を溶接することが可能。設計・試験は社内で手掛けた。

蔚山(ウルサン)に本拠を置く現代重工業は、こうしたロボットの使用を来年開始する計画。そうなれば、溶接時間は3分の1に短縮され、熟練労働者の削減と年間約100億ウォン(約10億円)の節約につながると、同社の広報担当は語る。

ただ、造船用ロボットの普及はまだ初期の段階だ。これとは対照的に自動車業界では製造プロセスの70%前後が自動化され、生産ペースの向上につながっている。

ハナ金融投資のアナリスト、パク・ムヒョン氏(ソウル在勤)は「造船業界の将来にとって鍵となるのはテクノロジーだ」と指摘。「技術改革を進める企業が優位に立つ」との見方を示した。

原題:Robots in the Dockyards: Shipbuilders Automate to Cut Costs (1)(抜粋)

Kyunghee Park

最終更新:4/17(火) 11:54
Bloomberg