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マイクロソフトがIoTデバイスのセキュリティを確保する「Azure Sphere」発表

4/17(火) 11:38配信

ZDNet Japan

 Microsoftはエッジデバイスのセキュリティを確保すべく、マイクロコントローラ向けの新しいセキュアなOSとサービスを提供する。

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 「Azure Sphere」と呼ばれるこの新しいスタックは、同社認定のマイクロコントローラ、マイクロコントローラ向けオペレーティングシステムである「Azure Sphere OS」、そしてデバイス向けサービスの「Azure Sphere Security Service」によって構成される。

 この取り組みはすでに前例がある。Microsoft Researchは2017年に、低コストのインターネット接続デバイスのセキュリティ確保を目指した「Project Sopris」を立ち上げている。

 Soprisチームは、提携関係にある半導体メーカーMediaTekと共同で、Wi-Fi通信機能を搭載した同社のシステムオンチップ(SoC)である「MT7687」を改良し、高度なセキュリティを備えたマイクロコントローラの試作品開発に取り組んでいるとしていた。

 Microsoftは、米国時間4月16日に開幕したセキュリティの総合カンファレンス「RSA Conference 2018」で、Azure Sphereを披露している。同社の16日付けのブログ記事によると、この新しいAzure Sphere認定のマイクロコントローラは、リアルタイムプロセッサとアプリケーションプロセッサの組み合わせに、Microsoftのカスタムシリコン向けセキュリティ技術と、接続機能が組み込まれている。このシリコン向けセキュリティ技術は「Xbox」から得た「知見」を活用して、マイクロコントローラと、それによって駆動するデバイスのセキュリティを確保するという。

 最初のAzure Sphereチップとなるのは、MediaTekの「MT3620」だ。Microsoftはこれらのセキュアなマイクロコントローラに「Pluton」という名の新しいセキュリティサブシステムを搭載する。MicrosoftのAzure Sphereのウェブサイトによると、これらのコントローラは「Cortex-A」プロセッサの性能を備え、「Cortex-M」並みのリアルタイム性を保証できるという。

 Azure Sphere OSには、カスタム仕様の「Linux」カーネルと、コードを区分化するアプリケーションコンテナが含まれる。

 Azure Sphere Security Serviceは認証を行うほか、脅威に対応し、デバイスとアプリケーションの障害情報を提供する。開発者は、Azure Sphere向けの「Visual Studio Tools」によるアプリケーション開発や、Azure Sphereデバイスを「Azure」と接続して、テレメトリデータの取得、メッセージングの利用、そして「Azure IoT Hub」など、そのほかのサービスへのアクセスが行える。

 Azure Sphereは16日より、プライベートプレビュー版を提供する。開発者キットは2018年半ばに利用可能になる。Microsoftによると、Azure Sphere搭載デバイスの第1陣が市販されるのは、2018年末になる見通しだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

最終更新:4/17(火) 11:38
ZDNet Japan