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大竹しのぶ初短編映画、国際映画祭へ。3000枚の「写ルンです」で撮影された異色作

4/18(水) 5:04配信

スポーツ報知

 女優・大竹しのぶ(60)の初短編映画「Tokyo 2001/10/21 22:32~22:41」(奥山大史監督)が17日、米アカデミー賞公認の国際映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2018」(6月4日開幕)のオフィシャルコンペ作に選ばれた。

 東京の回転すし店を舞台に母(大竹)と息子(篠田諒)の会話と沈黙を切り絵アニメで描く異色作でジャパン部門での上映。最新技術を用いながら「懐かしさも出したかった」(奥山監督)とレンズ付フィルム「写ルンです」で計3000枚撮影。大竹だけで約500枚撮った。

 新進気鋭の奥山監督は青学大出身の22歳。繰り返しフィルムを巻く間に「指は血だらけになりましたが、大竹さんに出ていただき本当に感謝しています。誰も見たことのないものが作りたく、妥協は嫌だったので、もし大竹さんが無理なら、この作品自体、諦めるつもりでした」企画から、完成まで約2年半かかっている。

 2012年に見た舞台「ふくすけ」で精神のバランスを崩して行方不明になる女性を演じた大竹の演技を忘れることができない。「演技」というものに、生まれて初めて無限の可能性と力があることを教えてくれたのが、他でもなく大竹だった。 人生を変えた人。出演はダメ元だった。企画書や約500パターンの絵コンテを本人に見てもらい、出演の承諾を得た。動きを含めた“500面相”。大竹は、まだ無名の若手監督の大小どんな注文にも疑問を投げかけることもなく、見事に応えてみせた。

 変わった題も意図的に付けたものだ。「タイトルは覚えやすさが常識ですが、それをこえてみたかった」とここにも監督のこだわりが。大竹は現在、舞台公演中で完成作をまだ見ることができていないが「どんな作品になったのか楽しみ」と話しているという。

 ◆奥山 大史(おくやま・ひろし)1996年2月27日、東京都生まれ。22歳。青学大卒。映画監督で撮影監督。主な監督作に「GRADUATION PARTY!!!!!」(第1回京都国際映画祭優秀作品賞受賞)、「白鳥が笑う」(第7回沖縄国際映画祭、10代の映画祭正式出品)。撮影作に「さようなら、ごくろうさん」(監督・城真也、監修・是枝裕和、PFF2017入選)、「過ぎて行け、延滞10代」(監督・松本花奈)、映画「最期の星」(監督・小川紗良)など。GUのテレビCM、LOFTのウェブCMも手掛けている。

最終更新:4/18(水) 8:22
スポーツ報知