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尚弥強すぎ!2階級上スパー相手がホレた“驚異の”左ボディー

4/18(水) 6:00配信

スポニチアネックス

 ◇WBA世界バンタム級タイトルマッチ 王者ジェイミー・マクドネル≪12回戦≫同級2位・井上尚弥(2018年5月25日 大田区総合体育館)

 日本最速プロ16戦目での3階級制覇を狙うボクシングのWBA世界バンタム級2位・井上尚弥(25=大橋)が17日、横浜市内のジムで英国人パートナーとのスパーリングを開始した。長身の王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)対策として2階級上のフェザー級選手2人を招へい。この日はマクドネルと同じ1メートル78の相手から左ボディーでダウンを奪うなど圧倒し、サイズのハンデを全く感じさせなかった。

 4ラウンドのスパーが終わると、大橋ジムの大橋秀行会長は「練習にならないね」と苦笑いした。相手は英国ジュニア王者に5度輝き、プロでも10戦全勝(5KO)の25歳、ラザ・ハムザ。だが、井上尚は2回に左ボディーで膝をつかせると、3回以降は足を使って打ち合いを避けるハムザにプレッシャーをかけて圧倒し、4回にも強烈な左フックでぐらつかせた。

 「マクドネルと身長が同じぐらいでスタイルも似ているので、いいイメトレになる」と井上尚。3月にも長身でタフな中国人選手とスパーをしたが、アジア人と欧州人では感覚が違う。そこで英国からハムザと、14年にマクドネルの弟ギャビンにTKO負けした以外は20戦全勝(10KO)の29歳リー・ウッドを招へいしたが、実力差は明らかでこのままでは滞在予定の2週間はもたない。大橋会長は「一日に(2人が)2ラウンドずつかな」と肩をすくめた。

 ハムザは「ボディーでダウンしたのは初めて。いろいろな選手とスパーしたけど、左ボディーフックは一番強い」と明かした。回が進むごとにギアを上げる井上尚に舌を巻き、「ゲームプランが一つじゃない。それができるスキルがある」「ジャブが凄くいい」「無駄打ちせず、空振りもしない」と絶賛した。

 約14センチ長身の相手にジャブの差し合いでも勝った井上尚は「若干タイミングと角度をずらしている」と解説。長身相手には体が浮いてしまいがちな顔面へのパンチも「打てる距離で打てば大丈夫」と問題なしを強調した。

 今週から「完全に集中したい」と自宅を離れ、ジム近くのホテルに宿泊。5月にはメキシコ人選手をパートナーに招へい予定で、15年に元3階級制覇王者・長谷川穂積を2度ダウンさせたカルロス・ルイス(メキシコ)が候補に挙がっている。母国の王者について問われたハムザは「マクドネルは強いけど、イノウエが勝つだろう」と予想。「朝はイノウエと一緒に走りたい」と同い年の怪物に憧れの視線を向けた。

 ◆軽量級の体重のリミット 井上尚が最初に世界王座を獲得したライトフライ級は48・9キロ。比嘉のフライ級は50・8キロ。井上尚が2階級制覇したスーパーフライ級は52・1キロで、3階級制覇を狙うバンタム級は53・5キロと1・4キロ差がある。フライ級とバンタム級の差は2・7キロ。なお、この日の井上尚のスパー相手はフェザー級でリミットは57・1キロ。