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はしか感染、30代が最多 ワクチン接種1回世代 沖縄で猛威1カ月で患者65人に

4/21(土) 11:15配信

沖縄タイムス

 沖縄県内ではしかの猛威が続いている。4年ぶりに患者が確認されてから20日で1カ月となった。台湾からの男性観光客がはしかと診断されてから、4月20日までに0歳~50代の男女計65人の感染が確認され、連日増え続けている。

【保存版】はしか予防接種Q&A

 月末からの大型連休を前に、旅行のキャンセルや学級閉鎖など各方面への影響が出ていることから、県は23日に全部局長らが参加する「危機管理対策会議」を開き、全庁態勢で対応を協議する。20日には課長級の幹事会を開催し、各部の取り組み状況などを確認した。

 感染の拡大は、男性観光客が感染力が強い状態で3月17~19日に本島各地の観光地や商業施設などを訪れたためだ。男性との接触や同じ施設を利用した約30人が感染。その後、男性から感染した二次感染者が感染源となって、家族や職場、医療機関などでの3次感染者の確認が相次いでいる。県の担当者は「終息までには1~2カ月かかる」との見通しだ。

 空気感染するはしかは感染力が非常に強い。約10日の潜伏期間があり、発熱や発疹などの症状が出る。乳幼児が感染すると、重症化する恐れもある。予防には2度のワクチン接種が有効とされている。

 今回は30代の患者が22人と最も多いのが特徴だ。ワクチン定期接種1回世代(1977~90年生まれ)で、十分な免疫がない人が多く、感染拡大防止には同世代の積極的なワクチン接種が重要だ。91年以降は定期接種2回世代で、77年以前は自然感染などで免疫力が高い人が多いという。

 県では、1~2歳と小学校入学前1年(幼稚園年長)の定期接種対象者の接種の徹底を求めている。全41市町村は6カ月~1歳未満を対象にした予防接種の助成の実施を決定した。定期未接種者へ助成している自治体もあり、県医師会のホームページ(HP)で助成状況を紹介している。

 県観光振興課では、県のHPに「はしかに関するQ&A」を掲載し情報発信。旅行予定者らには予防接種歴を確認した上で、来県するよう促している。

最終更新:4/21(土) 17:30
沖縄タイムス