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交通違反をSNSに「自虐」投稿、「いいね」集めたら罰金免除 四川交通警察

4/22(日) 12:05配信

東方新報

【東方新報】交通違反で警察に止められた自分の行為や姿をSNSに投稿し、「みんなも交通ルールを守りましょう」と呼びかけたら罰金を免除してもらえるかも──。そんな「奇抜な」取り組みを、中国・四川省(Sichuan)達州市(Dazhou)交通警察が16日から導入した。

 ただし、違反行為で警察官に止められたその場で、警察官の面前でSNS上に投稿し、20件の「いいね」を集めなければならないが。必要数の「いいね」を集めた後は、従来通りに警察から口頭による警告と教育を受ける。

 電動自転車などの軽微な違反行為があった場合、罰金を科されるなどの従来の方法以外の選択肢として導入された。

 同市交通警察によると、この「奇抜な」取り組みは、同市で電動自転車や自転車などの違反行為が横行しており、管理が難しいことと、市民の交通安全意識が低いことから、市民が興味を持って取り組めそうな方法で交通安全意識を高めようというのが狙いなのだという。

 中国の「道路交通安全法」第89条により、自転車などの運転手が道路通行に関する規定に違反した場合、警告もしくは5元(約85円)以上50元(約856円)以下の罰金が科される。

 ■交通標語の清書100回も

 中国の各地の交通警察は、さまざまな「奇抜な手段」を使って試行錯誤している。

 深セン市(Shenzhen)の交通警察は、ハイビームを乱用する運転手に対し、1分間ハイビームを見続けさせるという方法で、自ら体験させることで交通安全を呼びかけている。深セン交通警察によると、この方法は強制ではないという。

 山西省(Shanxi)臨汾市(Linfen)では、信号無視の自転車、電動自転車、オートバイの運転手に「赤は止まれ、青は進め」と100回書かせるという方法を採用したことがあった。

 北京康達法律事務所の韓驍(Han Xiao)弁護士は、「奇抜な手段で交通ルールを教育することはいいことだが、交通警察は法律で定められた権限内で管理しなければならず、権限の範囲を超えると無効になる。また、公平、公正で適切に行われる必要がある」と話している。(c)東方新報/AFPBB News

※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。

最終更新:4/22(日) 12:05
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