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原口と宇佐美がそろってアシスト!…「アイデア」と「意識改革」で掴んだ意地の白星

4/23(月) 11:54配信

SOCCER KING

 日本人コンビの躍動が、嫌な流れを断ち切る原動力となった。FW宇佐美貴史とFW原口元気が所属するデュッセルドルフは、22日に行われたブンデスリーガ2部第31節のインゴルシュタット戦で3-0の快勝。原口はフル出場、宇佐美は先発で79分までプレーし、ともにアシストを記録して、連敗ストップと4試合ぶりの白星に大きく貢献した。

 首位に立ちながら前節3連敗を喫したデュッセルドルフ。痛恨の足踏みが続いていたが、この日はホームで幸先いいスタートを切った。開始7分、エリア前でFKを得ると、主にキッカーを務める宇佐美の横に立ったDFニコ・ギーセルマンが相手の意表を突いてスルーパス。エリア内左に抜け出した原口が中央へ折り返し、FWロウヴェン・ヘニングスが先制点を決めた。

 狙い通りのゴールだった。2月以来のアシスト記録となった原口は試合後、「アイデア勝ちですね」と振り返った。「セットプレーの練習でやっていた形がそのまま出た。1本目にやろうって話していて、ちょうどいい位置でファールもらえたんで。あんなにうまくいくとは思ってなかったですけどね」。

 原口の活躍に相方の宇佐美も続いた。39分に右CKで精度の高いボールを供給し、ファーにいたギーセルマンの追加点をアシスト。65分には再び右CKでファーを狙うと、DFロビン・ボームートの得点につながり、決定的な3点目の起点にもなった。この2ゴールにも宇佐美の“アイデア”が隠されていた。

「基本的にはニアに蹴れとは言われていますけど、ニアに蹴るのも少しバレていますし、今日はCKも結構あったので、ずっとニアに蹴るというよりは、何本かファーに蹴るというイメージはありました。それも上手くハマって、いい形で得点を演出できたかなと思います」。

 デュッセルドルフにとって2月以来の完封勝利となった。原口は「みんながいつもの1.2倍とか1.3倍(の力を)出したおかげで、こういう点差になったと思う。やっぱりサッカーの一番大事なところはそういうところだと思います」と手応えを語る。いつも以上に守備での貢献も目立った宇佐美は、フリートヘルム・フンケル監督が徹底した「意識改革」を勝利のカギに挙げた。

「今週はものすごく走りました。体は疲れるかもしれないけど、『そんなことは知ったことではない』と監督にかなり檄を飛ばされて、練習後も走ったり、2部練習もかなりハードにやったり、とにかく走る意識付けがあった。全員の守備意識というのはずっと言われていましたし、『良い戦いをするために良い守備をしないとうちのサッカーは成り立たない』という話を、今週は口酸っぱく監督からもされて、意識改革が芽生えたと思います」。

 首位のデュッセルドルフは意地の勝利で嫌な流れを断ち切った。今シーズンは1度勝てば勢いに乗り、いずれも連勝で勝ち点を積み重ねてきた。この4試合ぶりの白星も新たな勢いとなるはずだ。原口もラストスパートへの自信を口にする。「ただ勝てただけじゃなくて、自分たちがやらなきゃいけないことを思い出せたのが一番大きい。これを思い出したことによって、あとの3試合も良いふうにいくと思います」。この勢いのまま1部昇格と2部優勝へ走り抜きたいところだ。

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最終更新:4/23(月) 12:04
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