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サラダチキンならぬ「サラダフィッシュ」続々と 市場拡大の“波”乗る

4/24(火) 16:22配信

みなと新聞

 コンビニやスーパーで拡大が続くサラダチキン市場。この波に乗り込もうと、魚版のサラダチキン「サラダフィッシュ」が続々誕生している。鶏肉の代わりに魚肉すり身やサーモン、マグロ、カツオを使い、そのままサラダのトッピングや調理素材に使いやすいとして売り込む。最近はサラダチキンが調理素材に使われる傾向があり、働く世代の時短料理やダイエット食などサラダチキン魚版の用途拡大が期待されている。

“本家”サラダチキン市場269億円に

 民間調査会社の富士経済によると、サラダチキン市販用の市場規模は急拡大している。2016年は前年比63・9%増の186億円、17年(見込み)は44・6%増の269億円。拡大の一途は続き、同社は20年は303億円に増えると予測する。

 市場拡大を背景にサラダチキン魚版を商品化する動きが出てきた。日本水産は3月に「サラダフィッシュまぐろのオイル漬け(ハーブ入り)」と「同(オリーブオイル)」の2品を新発売。マグロをオイルに漬けてボイルし、サラダのトッピングに便利なサイズにカットした。オイル漬けにすることでしっとり柔らかな食感とマグロ本来のうま味が楽しめるという。保存に便利な真空パックを採用し、内容量は100グラム。同社は魚の新しい価値追求の一環で魚肉タンパク質の筋肉増加効果に着目。両商品を栄養が不足がちな高齢者などへ売り込む。

 惣菜メーカーのカネギ東海フーズ(静岡県焼津市)は1月に「サラダフィッシュ(燻し)」と「同(オリーブ)」を新発売。原料にマグロとカツオをそれぞれ使った商品を取りそろえる。マグロ、カツオは地元焼津漁港水揚げ。「手火山式」といううま味が凝縮する製法でいぶす。

 燻しは野菜スープを加えてサラダに合う味付けとした。オリーブは野菜スープの他、エキストラバージンオイルやブラックペッパーなどを配合。サラダやバケットのトッピングとして売り込む。同社によると、既に大手、中堅スーパーに納入が決まっており、市販用の他、業務筋の引き合いも強いという。今後は消費者ニーズの高い低カロリーを打ち出すため、カロリー表示を付けて拡販する計画。

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最終更新:4/24(火) 17:25
みなと新聞