ここから本文です

ヨシダナギ×NAKEDがコラボして魅せる体験型アート展「“Sing-Sing!”」が開催

4/24(火) 21:01配信

bouncy

2018年4月19日から5月13日まで西武渋谷店で行われている体験型アート展「ヨシダナギ×NAKED “Sing-Sing!”」。ヨシダナギ氏の作品や撮影の過程を、音や光を用いた空間の中で「疑似体験」できる期間限定のイベントだ。アフリカをはじめとする世界中の少数民族を写真に収めるヨシダナギ氏の作品を全身で楽しむことができる「体感するアート展」とは?

豊かな色彩と迫力で引き込まれるヨシダナギ氏の作品

これまで45カ国で200を超える民族を撮影してきたヨシダナギ氏。作品を見ていると、鮮やかな色彩をまとってポージングをした少数民族たちが写真の枠から飛び出して迫ってくるような力強さを感じる。現地の人たちと同じ格好をして相手の文化に溶け込む撮影手法をとるヨシダ氏。被写体となった人たちとの距離感の近さが作品の魅力のひとつ。

現地の「旅の記憶」に入り込む体験を提供したい

ヨシダナギ氏が写真を通して表現する「現地の世界観」に、実際に入り込めるような体験ができないかとコラボレーションしたのが、これまで様々なインスタレーションを手がけてきたクリエイティブ集団「NAKED Inc.」。今回のアート展では、ヨシダナギ氏の体験を、「音」や「光」、「空間」を用いた様々な仕掛けで、訪れた人が作品の中に身を置いて「追体験」できる空間を手掛けた。

色、音、光が溢れた空間で「非日常体験」を楽しむ

4つのエリアに分けられた展示会場のなかでひときわ目を引くのが、メインエリアにある「Sing-Sing!」。鏡張りの空間には、日本ではなかなか目にすることがないアフリカなどの民族楽器が配置されていて、楽器を鳴らすと音に反応して空間全体に映像が投影される。映像はそれぞれの地域をイメージした原色の色が使われていて、民族楽器のエキゾチックな音色と様々な色が混じりゆく不思議な空間に身を置くことで普段の生活では感じることのできない非日常の体験が得られる。

ヨシダナギ×NAKEDが体験型アート展で伝えたいこと

今回、コラボレーションしたヨシダナギ氏と、NAKEDのアートディレクター・竹内沙也香氏に話を聞くことができた。

ーー今回、NAKEDとコラボレーションをした経緯は?

ヨシダ:写真展だと目で見る視覚でしかないんですけど、視覚だけでなく耳で聞こえるものがあると、より臨場感や現地の人たちのバックストーリーも自然に感じ取ってもらえるかなというのを私自身感じていました。そんな中、空間演出を手がけるNAKEDさんから何か出来ないかということで、共同してプロジェクトが始まりました。

ーーヨシダナギさんにとって、アフリカを中心とした少数民族の人たちから感じる魅力とは?

ヨシダ:最初に彼らと出会った時に感じたのは、彼らはすごく色あざやかで美しい「色」を持っているのに、その色を表現している写真表現はなぜ世の中に少ないのだろうという点です。

アフリカの少数民族やネイティブの先住民族の写真は、ドキュメンタリー調の土臭い写真が多くて、それを見ると距離感を感じてしまう人も多い。だから、もっと色鮮やかに彼らが本来持っている「色」をしっかり表現して写真を撮ることができれば、彼らの新たな魅力に気づいてくれるのではと思っています。

ーーNAKEDとコラボレーションして作品の幅の広がりは感じましたか?

ヨシダ:(NAKEDとコラボレーションして)私が今まで見てきた世界を噛み砕いて表現してくれたのかな、アフリカやパプアニューギニアなどの新しい一面を垣間見られる展示になっていると思います。

ーーヨシダナギさんとコラボレーションする上で、どんな点にこだわって演出をされたんですか?

竹内:ヨシダさんの作品に私たちが手を加えることで、邪魔してはいけないと思う一方で、ヨシダさんが写真に込められたメッセージが増幅して伝わる方法がないか、という点にこだわりました。

ヨシダさんは色にこだわって写真を撮られているので、色を映像として視覚化して表現しました。写真展では伝わらないものがたくさんあるので、目に見えないものを私たちのコンテンツを追加してもっと豊かに伝えられたかなと思っています。

・ ・ ・

日本に住んでいる人にとって、アフリカなどの少数民族に出会ったり、触れ合ったりする機会はほとんどないだろう。今回のアート展では、ヨシダナギ氏の写真とNAKEDが作り上げた空間が融合することで、現地の空間をより体感できる展示会になっている。会場に訪れてぜひ世界の民族たちの息吹を感じて欲しい。

「ヨシダナギ×NAKED “Sing-Sing!”」
開催期間/~5月13日(日)
開催時間/月~土10:00~21:00、日・祝日~20:00まで、最終日13日は~17:00まで
開催場所/西武渋谷店A館7階特設会場(東京都渋谷区宇田川町21-1)
料金/一般・大学生500円 ※高校生以下無料

Viibar.Inc

最終更新:4/24(火) 21:01
bouncy