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最優秀「第三者委員会報告」にUKCホールディングス、有識者委

4/25(水) 17:36配信

ニュースソクラ

全農、アピックヤマダ、JPホールディングスも優秀作

 有識者による「優れた第三者委員会報告書表彰委員会」(委員長、落合誠一東大名誉教授)は25日、2017年に発表された第三者委員会報告書の中から最優秀賞を発表した。UKCホールディングスが依頼した第三者委員会報告書が選ばれた。香港の連結子会社における会計不正の問題を究明したもので、原因解明が的確になされていることなどが評価された。

 2017年に公表された企業不祥事を調査した、いわゆる第三者委員会による報告書は17だった。さらに、社内調査委員会による調査報告書(社外でない役員や従業員が委員に含まれる)も対象にした。特にすぐれたものに関しては社内調査委の報告も表彰対象にすべきだとしたためで、今回の審査対象は計約40だという。

 UKCホールディングスの調査対象は、同社の香港の連結子会社で特定取引先に対する前渡金に関連する売り掛け金回収に関して適切な会計処理をしていなかった事案。2017年7月19日公表で、須藤修弁護士、甲斐淑浩弁護士、千葉通子公認会計士の3人が委員として手掛けた。

 海外子会社の不正は原因究明が難しいなか、追及が的確だったことが評価された。取締役会の監督不全や監査法人とのコミュニケーション不足などを指摘していて、トップの関与にまで踏み込んでいるという。

 表彰委員会は、ほかに全国農業協同組合連合会の特別調査委員会の報告書や、アビックヤマダの第三者委員会報告書、JPホールディングスの第三者委員会の報告書なども優れた報告書として取り上げている。

 全農は、傘下のレストランでの偽装問題、アピックヤマダは、売り上げに関する不適切な会計処理、JPホールディングスは前代表者が代表取締役在籍当時、セクシャルハラスメントをしていた点を調査している。

 「優れた第三者委員会報告書表彰委員会」は落合委員長のほか、遠藤元一弁護士、大崎貞和野村総合研究所主席研究員、川本裕子早大教授、山口利昭弁護士、土屋直也ニュースソクラ編集長の6人で構成。

ニュースソクラ編集部

最終更新:4/25(水) 17:36
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