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40歳手前の若さで脳幹出血に倒れたサラリーマンの生活習慣と生還した後の苦しい生活とは。

4/26(木) 8:10配信

ファイナンシャルフィールド

人生観が変わるほどの大きな出来事を経験したことはありますか?

39歳のサラリーマンS氏の場合は、突然襲った「脳幹出血」という病気でした。

生存率は20~30%、仮に命が助かっても植物状態になることがほとんどだというこの病気。そのリアルな実体験と、生活習慣の重要性、治療費に迫りました。

会社の盛り上げ隊長S氏。突然のめまいと吐き気「死ぬかもしれない。助けて」

都内の広告代理店で働くS氏は、お酒が大好きな39歳。ノリが良く面倒見のいい彼は、会社の飲み会を盛り上げる宴会部長としても一翼を担っています。

一昨年の12月30日。会社の忘年会から帰宅したS氏は、こたつでテレビを見ながら携帯電話をいじっていました。

そろそろ寝ようかな…そう考えていた時です。急に目の奥の方が引っ張られるような感じがありました。

「なんだ、これ…?」

寝不足か?早く寝ようと立ち上がろうしたら、そのまま倒れました。立とうと思っても、立つことができません。

強烈なめまいで景色がぐらんぐらんと揺れます。左半身がまひし、これはいよいよまずいぞとS氏は思いました。

その時、健康診断での指摘で、血圧の薬が処方されていたことに気づきました。薬で血圧を下げようと考えたS氏は、はいつくばり、やっとの思いで薬を飲みました。

薬を飲んだ後はしばらく安静にしていましたが、症状は一向によくなりません。吐き気がしてトイレで戻しました。ベッドに戻ったS氏は、忘年会で外出中の奥さんにメールをしました。「死ぬかもしれない。助けて」

自力で病院へ。脳出血の中でも最も重傷な「脳幹出血」だった

そのまま眠りについたS氏は、明け方、奥さんに起こされました。目は覚めましたが、左半身のまひが残っていて、うまく話すことができません。

異変に気づいた奥さんが医療センターに電話すると、すぐに病院に来るように指示されました。その際、救急車よりも早そうだったのでタクシーで向かいました。

検査の結果、「脳幹出血」と診断されました。

脳幹出血は脳出血の中でも、最も重症だと言われています。

S氏を担当した医師の経験上、脳幹出血でありながら意識があり、かろうじて話すことができ、自力で病院に行くことができたケースは非常にまれで、今までで2例目だったそうです。

脳幹はメスを入れることが大きなリスクを伴うため、入院して安静にすることになりました。3日間、ご飯も食べずに点滴を入れます。その後、3週間の入院となりました。

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