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藤浪晋太郎に「特別扱い」を! 規格外の才能を預かる自覚と覚悟

4/26(木) 12:05配信

VICTORY

4月21日、2軍への降格を言い渡された、阪神・藤浪晋太郎。エースとして期待されながらも長い不調に苦しむ怪物の復活には、何が必要になるのだろうか。問われるのは球団の自覚と覚悟だ。(文=花田雪)

歯車が狂い始めた藤浪、約2年に及ぶ不調

怪物が、苦しんでいる。

阪神タイガースの藤浪晋太郎は4月20日の巨人戦で今季4度目の先発登板。5回を投げて10個の三振を奪うも、被安打9、与四球6の乱調で6失点。今季初黒星を喫した。

その翌日、阪神は藤浪の出場選手登録抹消=2軍行きを発表した。

今季は開幕ローテを掴みながら先発4試合で0勝1敗、防御率5.40(4月25日時点)。昨季5月4日のヤクルト戦以来、約1年間も勝ち星から遠ざかっている。

一体いつから、歯車が狂い始めたのだろう。

大阪桐蔭高校時代はエースとして甲子園で春夏連覇を達成。ドラフトでは4球団が1位で競合し、阪神へと入団を果たした。1年目から、セ・リーグでは江夏豊(阪神)以来46年ぶりとなる「高卒ルーキーによる2桁勝利」を記録。2年目は11勝、3年目は14勝とプロ入り3年間で35勝をマーク。誰もが阪神の、日本のエースへと成長していく未来を疑うことすらしなかったはずだ。

しかし、プロ4年目の2016年に7勝11敗と自身初めての1桁勝利&シーズン負け越しを経験。昨季は開幕から不調が続き、シーズン中の2軍降格という屈辱も味わうなど、3勝5敗と自身ワーストをさらに更新した。

「復活」を期した今季も、前述のとおりいまだ本来の投球は影を潜めている。

藤浪の不調については、「イップス」「投球フォームの変更」など、その理由についてさまざまな憶測が飛び交っている。

もちろん、現象には必ず理由がある。藤浪の不調にも、何らかの理由があるのは明白だが、それが技術的な問題なのか、精神的な問題なのかは、どう検証しても憶測の域を超えることはないだろう。

約2年間に及ぶ不調が改善しないところをみると、おそらく藤浪本人も、阪神という球団も、いまだ手探りで復活への道を進んでいるとみるのが妥当だ。

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最終更新:4/26(木) 22:23
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