ここから本文です

イジられる県・埼玉のイメージが変化? 街の声を聞いてみた【動画付き】

4/27(金) 11:30配信

オリコン

 先日、漫画家の魔夜峰央氏が1982年に発表した『翔んで埼玉』が、2019年に映画化されることが発表された。同作は「埼玉から東京に行くには通行手形がいる!」「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」といった強烈な埼玉“ディス”の内容が、日本テレビ系バラエティー『月曜から夜ふかし』で取り上げられ話題となり、30年ぶりに復刻されたものだ。また、1980年代にタモリが流行らせたとされる“ダ埼玉”なる言葉をご存知の方も多いだろう。このように何かと“イジられ”の対象となってしまうのが埼玉県だ。

 一方で、今年2月、不動産・住宅サイト「SUUMO」が発表した『SUUMO 住みたい街ランキング2018関東版』の9位に埼玉県の大宮が、10位に浦和がランクインした。果たして埼玉のイメージは以前と変わりつつあるのか? 街頭インタビューを行った。

 都内で10~20代を中心に関東の一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)のうち、魅力を感じる順番を聞いたところ、1位は8割弱で東京となった。「都会。なんと言っても日本の首都」(19・女性)や、「流行の発信源」(19・女性)といった、日本の中心というイメージや人の多さ、流行の最先端といったところに魅力を感じている意見が多かった。

2位は7割弱が神奈川を選択。「おしゃれで洗練されている」(15・女性)「中華街やみなとみらいのイメージ」(21・男性)と、神奈川とは言うものの「横浜」のおしゃれなイメージが、その順位の要因となった。ちなみに横浜は先述の『住みたい街ランキング』でも1位を獲得した。

 そして3位には、6割弱が千葉を選択。こちらは「ディズニーランド」が圧倒的な支持を集めており、埼玉を抑えた。残念ながら最下位となってしまった埼玉には、「イメージがわかない。何もないイメージ」(15・女性)「海がない」(22・女性)といった理由が。若い世代を中心に聞いたこともあり、全国的に有名な観光スポットやショッピング施設がない事をその魅力の低さとしてあげる声が多く、他の地域に比べるとネガティブなイメージが多かったのも特徴。“イジられ”県・埼玉は未だ健在のようだ。

 しかし、3位と4位の差は2割程度。3位の千葉は、ディズニー以外のイメージを聞いてみると、船橋の大型ショッピングセンター『ららぽーとTOKYO-BAY』を挙げる人はいたものの、ほぼ「ディズニー」一色の様相で、とある千葉県民の女性は「ディズニーがなかったら、千葉は何もないんで、3位かどうかはわからないですね。ディズニーに助けられています」と語った。

 ディズニーという強力なブランドの存在ゆえ最下位に甘んじる結果となった埼玉だが、埼玉を3位にした人に魅力を聞くと、ライブで足を運んだことのある「さいたまスーパーアリーナ」やさいたま市をホームタウンとするプロサッカークラブの「浦和レッズ」、さらに2008年に開業した越谷の大型ショッピングセンター『イオンレイクタウン』に言及する人も多くみられ、「何もない」と言われてしまうのが気の毒に感じるほど。

 調査をすすめていくうちに、埼玉県民ほど「何もない」といった発言をしがちで、むしろ他地域からその魅力を語られるという逆転現象があった。長年のイジられ経験が、自虐的な姿勢を生んでいるのだ。しかし、大宮・浦和の「住みたい街ランキング」入りを伝えると皆一様にうれしそうだったのも事実。とある東京在住の女性は「住むとなると治安の良さや、交通の便が重要。その点で、大宮・浦和がランクインしているのは納得です」と話してくれた。埼玉の魅力に気づいていないのは実は埼玉県民自身かも知れない。

(C)ORICON NewS inc.

最終更新:4/27(金) 11:30
オリコン