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女性として生まれたが、今は「パパ」として子どもを育てる2人がとった選択

4/29(日) 11:03配信

BuzzFeed Japan

心と体の性が一致しない「トランスジェンダー」で、女性として生まれたが、心が男性である「Female to Male(FTM)」の当事者2人が、子育てに奮闘している。

2人は性別適合手術を受け、戸籍上の性別を「男性」に変更後、女性と結婚。それぞれ特別養子縁組、または人工授精によって子どもを授かった。

トランスジェンダーパパである彼らは「幸せです」と口をそろえ、体験を語った。【BuzzFeed Japan / 瀬谷健介、日比友紀子】

2人が話したのは4月28日、「トランスジェンダーの子づくりと妊活トークショー」と題したイベントだった。この日にスタートした、日本最大のLGBT祭典「東京レインボープライド」の関連イベントの一つだ。

主催したのは、性同一性障害のトータルサポートを手がける企業「G-pit net works」。タイと国内での性別適合手術の付き添いや、性別の戸籍変更・改名手続きのサポートをしている。

これまで同社のサポートで、性別適合手術を受けたのは2200人以上。

問い合わせが続々と入る状況で、「子どもをつくりたいが、どうすれば」という相談も増えてきた。そこで、今回のイベントを開催したという。

特別養子縁組が成立し、家族に

登壇した太田有矢さん(41)は夫婦で話し合った結果、人工授精ではなく、養子縁組で子どもを育てようと決めた。

そして、児童相談センターの研修を経て、里親として認定後、2年ほどして児童相談所から「2ヶ月後に生まれます。受けますか?」と待ちに待った連絡が入った。

里親として、新生児を実親に代わって育ててほしい、との依頼だった。子どもを引き受け、今では特別養子縁組が成立し、家族となった。今、息子は1歳7ヶ月だ。

父となった太田さんは当時を振り返り、「いつ養子縁組を前提とした子がくるかわからない、そして実親が『やっぱり育てます』と決めたら、話はなしになります。不安でした」と話した。

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最終更新:4/29(日) 11:03
BuzzFeed Japan