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孫と一緒にヘアドネーション 原村の石田さん

5/1(火) 6:01配信

長野日報

 原村やつがねの石田八重子さん(69)と孫の清水くれはさん(茅野市玉川小学校6年)が、長年かけて伸ばしてきた髪の毛をばっさりと切り落とし、病気やけがなどで髪の毛を失った子どもらの医療用ウィッグの材料として提供した。自分の髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」として広がりをみせる新しいかたちのボランティア活動で、二人は「髪も心もすっきりした。少しでも困っている子どもたちの力になれればうれしい」と話していた。

 くれはさんが小学2年のとき、日頃からさまざまなボランティア活動をしている祖母がヘアドネーションをすることを知り、「病気の子どもたちに自分は何もできないけど、髪をプレゼントすることはできる」と考え、二人でヘアドネーションに協力することを決めたという。

 以来、二人は、提供するのに必要な長さにするため、約4年間髪の毛を伸ばし続けてきた。洗髪やブラッシングなど毎日の髪の手入れは大変で、くれはさんは毎朝母まなみさん(42)に髪をとかしてもらったという。

 カットは4月28日、活動に賛同する登録美容室のヘアー&ネイル「ブルーローズ」(小池健店長)=同市湖東=で行った。最初にくれはさん、続いて石田さんが長かった髪の毛を肩あたりでカットした。

 50センチ以上の長さで切り落とされた髪の毛は束にし、店を通じて大阪のNPO法人JHD&C(ジャパン・ヘアドネーション&チャリティー)に送られる。同団体では全国から寄付された髪の毛で、必要とする子どもたちの頭に合わせて好きな髪型のウィッグに仕上げるという。

 石田さんは「孫と一緒にボランティアできることが何よりもうれしかった」と短くなった髪をみつめ、今回の体験を夏休みの自由研究にしたいというくれはさんは「中高生になると、できないかもしれないので、今のうちにできて良かった」と笑顔を見せた。

最終更新:5/1(火) 6:01
長野日報