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地球は平らだ!地球平面論者らが集結 英バーミンガム

2018/5/6(日) 9:50配信

The Telegraph

【記者:Wil Crisp】
 古代ギリシャで、地球は丸いという議論が最初になされたのは2000年以上も前だ。そして、16世紀にフェルディナンド・マゼラン(Ferdinand Magellan)が初の世界一周航行に成功しそれを証明した。

 その500年後の現在、これまでの全ての科学者らは間違っていたと確信する陰謀論者の数が増加している。彼らは、地球は球体ではなく平らだと主張する。

 4月末、英バーミンガムのホテルで、英国初の地球平面会議(Flat Earth Convention)が開催され、200人以上の地球平面説を信じる人々が集まった。

 ホテル内の会場では、出席者が「平面パワー」と書かれたTシャツや平面地図、ノベルティーグッズの水準器などを販売した。会場にはおしゃれな格好のITコンサルタントや独立系環境保護主義者など、多種多様なバックグラウンドの参加者が集まった。

 3日間の会議ではゲストスピーカーが科学的証拠を発表し、地球は球形ではなくパンケーキ形であるという、それぞれの主張を熱く語った。

 英ダービーシャー州アルフレトンにあるNHSサプライチェーン本社のマネジャー、デビッド・マーシュ(David Marsh)さんは、「私の研究はビッグバン宇宙論を打ち砕く。重力は存在せず、自然に存在する唯一の力は電磁気だというアイデアが元になっている」と述べた。

 会議を主催したゲーリー・ジョン(Gary John)さんは、「人々は気付き始めている。地球平面説への関心は爆発的に高まっており、政府への不信感も募っている」と述べた。

 グーグルトレンド(Google Trends)によると、過去5年間に英国内で「flat earth(平たい地球)」とグーグル検索をした人は10倍になった。フェイスブック(Facebook)やユーチューブ(YouTube)でも地球平面説を唱えるアカウントのフォロワーは何万人も増加した。月面着陸や米航空宇宙局(NASA)の映像は偽物で、政府による陰謀だと信じる人も多い。

 インターネット上では、米プロバスケットボール選手カイリー・アービング(Kyrie Irving)さんや米ラッパーB.o.B(ビー・オー・ビー)さんなど地球平面説を信じる有名人に注目が集まっている。

 会議の出席者は、馬鹿にされずに信じることを披露する機会を得て大いに楽しんだ。スピーカーがNASAのビデオや世界のリーダーのスピーチなどを上映すると笑い声ややじが上がるなど、会場は盛り上がっていた。

 船乗りは昔、船が地球の端に落ちることを恐れていたが、現代の地球平面説論者はそれは愚かなことだと一蹴(いっしゅう)する。

「現実に絶えることなく東から西へ移動している」と、スピーカーを務めた専門家ダレン・ネズビット(Darren Nesbit)さんは主張した。「誰も物理的境界線に達したり、境界線を超えたりしたことはない」

 ネズビットさんは、船乗りが地球の端から奈落の底へ落ちたことがないことを「パックマン効果」と呼ぶ理論で説明できると信じている。画面の右端に行ったパックマンが左から出てくるように、テレポートするという説だ。

 会議では地球の形についても激しい議論が交わされた。氷の壁に囲まれた円だと主張する人もいれば、ドーム型の屋根の付いた形や、連結された複数の輪のような形だと主張する人もいた。

 特殊学校で働くスピーカーの一人は、イラク戦争以降、主流メディアの主張に疑問を持ち始めたと述べた。「政府に欺かれたと気付いた。これが転機だった」

 地球平面説を信じるアルゼンチン人の男性は、ユーチューブ(YouTube)で4万人以上のフォロワーがいる。男性は、教育専門家が大衆に地球の真実を教えないようにしていると非難した。彼によると、バチカンも地球が丸いという考えを長らく信じ込ませるのに重要な役割を果たしてきたという。【翻訳編集】AFPBB News


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最終更新:2018/5/6(日) 9:50
The Telegraph

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