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仲間を失った猫 新入りの茶トラを母のように慈しむ

5/6(日) 10:07配信

sippo

 先住猫ソマをおじいちゃんのように慕っていたジャッキー。2016年夏にソマが旅立つと、日に日に元気がなくなっていった。まるでジャッキーの心に、ポッカリ穴が空いたかのように……。そこに「救世主」のごとく現れたのが、「きなこ」だった。

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 ジャッキーは、ソマが亡くなる前に比べて食事の量も減り、1日をほぼ寝て過ごすようになった。前はあんなに走り回っていたのに……。起きているときも、なんだかボーッとしていて、今までと違う感じだ。

 1年間という短い期間だったが、ジャッキーとソマは濃密な時間を過ごした。僕たちがペットロスになるように、もしかして猫にもペットロスがあるの? ネットで検索すると、やはりペットがペットロスならぬ「仲間ロス」になる、というのがあるらしいと知った。

 どうしたらいいのだろう? ソマの四十九日までは様子を見ようということにした。

 2016年10月、妻が友だちと会ったときに、ジャッキーの話をした。「また新しい子を迎えるのが一番の解決策かな?」。妻のその言葉を、友だちが気に留めてくれていた。

 数週間後、その友だちが妻に「知り合いの家に猫が生まれて、飼い主さんを探しているんだ。2匹いて、ほしいと言っていた茶トラもいるよ」と連絡をくれた。妻も私も「2匹はさすがに無理だなあ」と思った。そのときふと、病気で3歳の猫を亡くした会社の先輩夫婦のことが頭に浮かんだ。でも奥さんは「もう猫を飼う自信がないから、二度と飼わないわ」と断言していた。可能性は極めて低いけど、とりあえず連絡してみよう。

「猫を譲ってもらうことにしたの。2匹いるけどどう?」。妻が、写真を添付して先輩夫婦にメールを送った。予想に反して、「かわいいね。少し考えさせてください」と返事が来た。相性もあるだろうし、猫を見て決めたいだろう。もし先輩夫婦が飼わない、となった場合は「2匹とも、わが家で飼おう」。そう覚悟を決めて、譲り受けることにした。

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最終更新:5/6(日) 10:07
sippo