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中国人は日本車ブランドが大嫌いなのに、日本車が販売台数を10%も伸ばす矛盾

5/7(月) 10:31配信

オートックワン

中国人が嫌いな外国車ブランドは!?

毎年3月に中国で発表される「中国人消費者の国内外ブランドに対する好感度」の結果がかなり驚きのものとなっている。環球世論調査センターによるオンライン調査「2018年中国人消費者の国内外ブランドに対する好感度」の結果をまとめたものだ。2018年3月の「中国人が嫌いな外国車ブランド」の調査結果は以下。

>>中国人が「大好き」なクルマを画像で見る

1位:トヨタ
2位:ホンダ
3位:日産
4位:三菱

なんと、1~4位まですべて日本車ブランドである。

嫌いな理由は、「中国市場に合わせた車を作っていない」ということらしい。逆に好きな外国車ブランドは、1位メルセデス・ベンツ、2位BMW、3位VW、4位アウディとドイツ車が上位を独占。中国人はドイツ車が好きなのは確かではある。

日本車嫌いな人が多い?わりには、中国での日本車販売は絶好調

海外自動車メーカーの中でいち早く、1985年に中国での現地生産を始めたのはフォルクスワーゲンで、歴史的な背景にもネガティブなものはほとんどない。中国人が大好きな独ダイムラー社の筆頭株主は、中国最大の自動車メーカー「ジーリー」(吉利汽車)である。(ジーリーはボルボを100%子会社化していることでも知られる。) ドイツ車メーカーはメルセデスもアウディも中国人が好む、「ロングホイールベース」モデルを複数出しており、現在開催中の北京モーターショーでも中国市場向けにAクラスのロングホイールベースセダンをワールドプレミアとして出展している。

しかし、日本車嫌いな人が多い?わりには、中国での日本車販売は絶好調である。もちろん、日本車メーカーも中国専用車種を多数投入しており、「日本車がローカライズされていない」なんてことはない。以下は、2017年の国別販売台数である。

■中国国内 2017年1-12月 自動車販売台数累計(中国汽車工業会発表)

中国車ブランド:1087.23万台(+3.26%)
日本車系ブランド:420.49万台(+10.90%)
ドイツ車ブランド:484.97万台(+7.52%)
米国車系:303.95万台(+2.53%)
韓国車ブランド:114.46万台(-36.13%)
フランス車ブランド:45.58万台(-29.22%)

ドイツ車より販売台数はわずかに少ないものの、伸び率は全海外ブランドの中で10%以上と断トツである。

嫌いな外国車ナンバーワンなのに、-30%前後販売台数が落ちている韓国車やフランス車よりも圧倒的に売れていて、伸び率も高い。「日本車は嫌いだけど買う」ということだろうか。それも変な話である。

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最終更新:5/7(月) 12:13
オートックワン

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