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猫が風邪? 注意したい、咳やくしゃみ、鼻水 猫専門医が解説

5/8(火) 12:13配信

sippo

「風邪」の症状といえば、咳やくしゃみ、鼻水、発熱などがあります。このような症状は、猫にも起こることがあります。風邪とはいっても、猫の場合は死に至る場合もあります。飼い主は猫の不調のサインに気を遣い、早期治療を心がけたいものです。

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 ここでは、猫の風邪の症状について、原因や対処法をご紹介します。

猫が咳をする

 人間は、なんとなく喉がつかえたり、むせたりして咳をすることがありますが、猫は滅多に咳をすることがありません。そのため、咳をしていたときは、病気の可能性が高いといえるでしょう。

 猫の咳は、「コンコン」「ゴホゴホ」という音ではありません。口を少し開いて、「ケエケエ」という咳をします。吐くまえの動作やくしゃみとも似ているため、咳かどうかわからないときは、動画を撮って獣医師に見せるといいでしょう。

◆咳の原因

 猫の咳について、原因のひとつになるのが、「ぜんそく」です。ぜんそくは、周囲にアレルギー物質があるときや、飼い主さんがタバコを吸った後や、ヘアスプレーなどを使用した後などにも起こります。いつ、どのような状況で咳が出たのかをチェックしてみるといいでしょう。

 そのほか、気管支炎や咽頭炎などが原因で咳が出ることもあります。咳だけでなく、熱や食欲不振などの症状が出ていないかなどに注意して、咳がなかなか治らなかったり、元気がなかったりするようであれば動物病院へ行きましょう。

猫がくしゃみをする

 鼻水やくしゃみは、人間にとってはよくあることです。そのため、「このくらいはたいしたことはない」と思ってしまう飼い主さんもいるかもしれません。しかし、猫の場合、命に関わる病気が潜んでいることもあり、場合によっては、CTやMRIなど本格的な検査が必要になったりすることもあります。

◆くしゃみ、鼻水の原因

 くしゃみや鼻水の原因は、「猫風邪」と呼ばれるウイルス性呼吸器感染症や、細菌感染、鼻の中の悪性腫瘍によることが多いです。特に、抵抗力の弱い子猫や高齢猫は、鼻のトラブルを見落とすと、命に関わることになるかもしれませんので注意が必要です。猫の様子を普段から気にかけて、病気のサインを見逃さないようにしましょう。
動物病院に連れて行く際のポイント

 くしゃみや鼻水で病院にかかるときは、鼻水の様子を確認しておくと、診察がスムーズになります。色や状態(ネバネバして粘性があるのか、サラサラしているのかなど)、血が混ざっているかどうかなどについて、あらかじめメモしておきましょう。

 また、次の5つの条件は、通院が必要だと覚えておきましょう。 

【通院が必要になる5つの条件】
・子猫の場合
・黄色や緑色のネバネバした膿みのような鼻水が出る場合
・鼻血が出ている場合
・顔が腫れたり変形したりしている場合
・症状が長期にわたる場合

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最終更新:5/8(火) 12:13
sippo