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廃線を控え全国からファン JR石勝線夕張支線 GWは2両編成で対応 今後もイベントなど開催

5/8(火) 13:51配信

北海道新聞

 【夕張】来年4月1日のJR石勝線夕張支線廃止に向け、全国から鉄道ファンが訪れている。JR北海道は、大型連休中の今月3~6日、通常1両の支線を2両編成にして運行。北端の発着駅の夕張駅ホームには支線に乗るための客の長い列ができた。

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黄色いハンカチを振って送迎

 連休中は市民有志や、夕張駅前のホテルマウントレースイの従業員らが、夕張駅ホームで黄色いハンカチを振って車両を送迎。乗客を感激させた。「廃線前に車両の写真を撮りたくて来た。予想はしていたけど、にぎわってますね」。6日、東京都から訪れた男性は夕張駅でカメラを手に話した。

最終運行日の再訪を計画している人も

 夕張駅の雑貨店「ユーバリクラフト&グッズ」などによると、乗客は札幌など道内や東京、九州からなど全国に及ぶ。熱心な鉄道ファンが多く、来年3月の最終運行日の再訪を計画している人も珍しくない。市内の商業者らで構成する「ありがとう夕張支線実行委員会」は夏休みや紅葉シーズン、廃線直前などにより多くの利用があると見込む。

8分後の折り返し便に乗らなければ次は4時間後

 ただ支線の乗客に夕張を歩き、まちの魅力に触れてもらうための課題も浮き彫りになっている。

 支線の運行は1日5往復。連休中など休日に目立つのは、午後0時26分に夕張駅に到着する便を利用し、8分後の同34分発の折り返し便に乗り込むケースだ。乗客は、沿線自治体ごとの名所をあしらったJRの「わがまちご当地入場券」をホテルレースイで慌ただしく買い求め、駅に戻る。次の便は出発が約4時間後になるため敬遠するようだ。

北海道新聞

最終更新:5/8(火) 16:24
北海道新聞