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世界初!高速3Dスキャンでゲリラ豪雨や竜巻を瞬時に予測可能へ

5/9(水) 19:30配信

FNN PRIME

世界初!予測不能のゲリラ豪雨や竜巻をもたらす積乱雲を正確に捉える

突然発生し大きな被害をもたらすゲリラ豪雨や竜巻を近い将来、予測することが出来るかもしれない。
実現すれば事前に防災対応が可能となり大きな被害から免れることが出来るだろう。
その可能性を大いに感じさせる最新の機器を使った研究結果が明らかになった。

【画像】気象庁の最新システムがこれだ!

気象庁の研究機関が、積乱雲から突風が発生するメカニズムの詳細な解析に世界で初めて成功したのだ。
この研究成果は5月19日に日本気象学会で発表される。

台風の接近に伴い多く発生する竜巻などの突風は、非常に局地的かつ現象が急速に変化するため、現行の気象レーダーではうまく捉えることが出来ない。なぜなら今ある気象レーダーから発射されるビームは幅が狭く細いため、雲域や雨域全体をとらえるにはアンテナを上下に振りながら回転させなければならず、全体像を捉えるまでに10分ほどの時間がかかってしまう。
そのため数分間で発達したり通り過ぎるような急激に変化する大気現象には対応できないからだ。

次世代の気象レーダー「フェーズドアレイレーダー」の性能のすごさ

一方、気象研究所が平成27年7月から研究運用を始めた次世代の気象レーダーである「フェーズドアレイレーダー」から発射するビームは面的な幅広のものなのでアンテナを上下に振る必要がなく、ぐるりと1回転で積乱雲など全体のスキャンが終わる。
内部の詳細まで観測出来る3次元スキャンに要する時間はわずか10~30秒と高速だ。

短時間に刻々と変化する現象を立体的かつ連続的に捉えることが出来るこの最新鋭の気象レーダーがあれば、局所的で急激な大気の現象を発生からずっと追いかけられるのだ。
この「フェーズドアレイレーダー」は今のところ日本とアメリカにしかないものだそうだ。

今回の研究成果が世界初たる所以は、ひとつの事象に対し2台のフェーズドアレイレーダーを組み合わせた解析に成功したことである。

これだけ最新鋭の機器でありかつ研究段階であるために、レーダーでカバーできる範囲が重なり合うほど近距離で設置されている例が少ないのだ。発達する積乱雲を30秒ごとに立体的に読み取れるレーダーを2台組み合わせることで、雲の中の雨域の動きに加えて風の動きを正確に捉えることが可能になるのだ。
離れた場所にある2台のレーダーが観測した風のデータを合成することで、実際の風向と風速を算出するという。

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最終更新:5/9(水) 19:30
FNN PRIME