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アイドルにあやかって、猫にセカンドネーム すると、関係が変化

5/10(木) 16:15配信

sippo

 子猫時代にわが家にやって来た保護猫「はっぴー」も間もなく1歳。腕白ぶりに手を焼くこともあるけれど、のびのびと成長してくれた。ある日、ひらめいて、はっぴーに“セカンドネーム”をつけた。以来、私との関係、私の気持ちに、ちょっとした変化が生じた。

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「はっぴー、またやってるの?」

「こらーっ、そんなことしちゃダメ!」

 成長するにつれ、はっぴーのヤンチャぶりが増し、前にはしなかったこともするようになった。

 棚の上から私のお腹に飛び降りたり、タッパーの蓋を噛んで穴だらけにしたり、網戸に体当たりしたり。目をきょろきょろさせて、面白いことはないかなと常に探し回っている感じだ。楽しそうだけど、こちらはオロオロ、時々イラ~ッ。甘えん坊ぶりは相変わらずで、このごろは自分の指のほか、私の耳をずーっと舐めようとする。

「オス猫ってそんなもの。いたずらで、単純で、しつこいよ」と知り合いの獣医さんはいう。これまで私はメス猫しか飼ったことがなかったので、驚くことが多いのだ。

 はっぴーは、先住猫の「イヌオ」(メス)に対して威張るようにもなってきた。イヌオがベッドで日向ぼっこをしていると、力尽くでエイっと、どかす。さらにイヌオの足を後ろからガブッ。

「こらーっ。意地悪な男ー!」

 イタズラして、イジワルして、はっぴーは私に怒られてばかり。それでもケロッとして悪びれず、同じことを繰り返す。だが、ある時、「はっぴー!」と声をあげた途端、“母ちゃん、こえ~”とでも言いたげな目をして、廊下にすごすごと逃げていった。

 イタズラをやめるのはいいけど、逃げられるのは私にとってはショックだった。考えてみると、「はっぴー=こらーっ」と怒ることがセットになっていた。名前を呼ばれることが、彼にとって、恐怖になってしまったのではないか……。

 そんなある日、あるジャニーズ系アイドルに、年甲斐もなく、私は心引かれた。ヤンチャそうだけど、カッコイイ。しかも慶応ボーイ。ドラマで見て以来、気になる存在。下の名前が「風磨」で、あだ名は「ふまたん」。テレビで見るたびにドキドキしていたら、ある時、はっぴーがテレビ台に飛び乗って、画面に張り付き彼をガン見した。

「そうだ、はっぴーにセカンドネームを付けよう! 『ふまたん』にしよう!」

 はっぴーもまんざらでもなさそうだ。「ふまたん」と声をかけると、耳を動かしてポーズを決める。こうしてアイドルのあだ名を拝借し、動物病院のカルテにも、はっぴー(ふうま)と補足してもらった。

「どうして、この名前に?」と看護士さんに尋ねられたので、「SexyZone(セクシーゾーン)が好きで」と答えると、「ああ、娘さんが」と納得された(娘はいないのだけど……)。

 その後、ちょっと良いことが起きた。

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最終更新:5/10(木) 16:15
sippo