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「加計学園とは3回会った」柳瀬元首相秘書官が国会で認めたロジックとは

5/10(木) 12:32配信

BuzzFeed Japan

「官邸で3回」

首相官邸で加計学園の獣医学部誘致関係者と首相秘書官が面会したかどうかが問題となった加計学園問題。

5月10日に国会で行われた参考人招致で、柳瀬唯夫・元首相秘書官(現・経済産業省審議官)は加計学園の関係者と3回、首相官邸で面会したことを明らかにした。

柳瀬氏はこれまで「記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない」と繰り返しコメントしてきたが、それはなんだったのか。【BuzzFeed Japan/貫洞欣寛】

よみがえる記憶

柳瀬氏は午後に行われた参議院での参考人招致で「これまで今治市の人と面会したかと問われてきたので、記憶にないと答えてきた。一方で加計学園と会ったことを否定したことはない」と述べた。

さらに「当時、加計学園からアポイントがあり、お会いした。10人ぐらいいたなかで、愛媛県がいたのか、今治市がいたのか、そこははっきりしない。(以前の)集中審議で今治市に関する話が出たのは、当時、同市の資料が出たので、そういうことで今治市と会ったのかと聞かれたので、答えた。質問一つ一つにお答えしたが、全体が分かりづらくなったことにはお詫びをしたいと思います」と付け加えた。

柳瀬氏の主張をまとめると「今治市の担当者に会ったことは記憶になかったからそう答えてきた。だけど加計学園には会っている。しかし、『加計関係者と官邸で会ったか』という直接的なかたちで質問されなかったから、答えなかった」ということだ。

さらに霞ヶ関や永田町では、独自の用法を持つ言葉がある。「記憶の限りでは」という言葉もその一つだ。これは、「そのうち思い出して認める可能性もある」という含みを持っており、必ずしも否定とは限らないのだ。

虚偽の答弁には罰則がある国会の参考人招致でも、何かを明言したくない時には「記憶にございません」という答弁が多用される。第三者が記憶の有無を証明することはできないため、「虚偽」とは言えないからだ。

柳瀬元秘書官は、加計学園関係者との面会について、愛媛県の作成した文書に残っていた2015年4月2日に加え、同年2~3月ごろと4月以降にも官邸で会ったと答えた。

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最終更新:5/10(木) 14:00
BuzzFeed Japan