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「ゲーム依存症」の取材に行ったら「あなたもです」 気づかぬうちに深刻な症状 深夜の「1試合」妻の怒り

5/15(火) 7:00配信

withnews

 「ゲーム依存症の予備軍ですね」。4月下旬、取材で話を聞きに行った病院で、自分自身のゲームとの付き合い方を説明すると、医師は苦笑いしながら告げた。31歳、まさか社会人の自分が、依存症予備軍とは……。自分の体験を振り返りながら、ゲーム依存が広がる背景や現状を聞いた。(朝日新聞文化くらし報道部記者・山本恭介)

【画像】本当にあった伝説のレアゲーム「舛添要一 朝までファミコン」のゲーム画面

はまることはないと自信を持っていた

 話を聞いたのは、日本で最初にネット依存外来を開いた国立病院機構・久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の中山秀紀医師。

 私は、昨年7月、任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」を買った。

 ゲーム機を買ったのは高校以来。品薄とのニュースを見て興味本位で購入したが、社会人となった今、はまることはないと自信を持っていた。その時点では……。

オンラインゲームの落とし穴

 一緒に買ったシューティングオンラインゲーム「スプラトゥーン2」は、4対4のチームに分かれ、違う色のインクを塗り合い、最後に塗った面積が広いチームが勝利というのが基本的なルール。

 まず驚いたのは、ゲーム機をインターネットとつなぎ、リアルタイムで世界の人たちと協力、対戦ができるオンライン機能だ。

 高校時代に遊んだゲームは、一度クリアしたら終わりで、「ゴール」があった。ただ、今回買ったゲームはインターネットを通じてゲーム内容が毎週のように更新されて、終わりがない。

【オンラインゲーム】ゲーム依存が顕著になってきたのは、オンラインゲームが普及してからです。内容が随時更新されるため飽きずに楽しめ、他人とのコミュニケーションもそれに拍車をかけます。国内では成人の約421万人(2014年)、中高生の約52万人(13年)にゲームを含むネット依存の疑いがあるとの厚生労働省の推計があります(中山医師)。

仕事を終えた深夜から「もう1試合だけ」

 ステージや武器が追加されるたび、「少し試してみるか」とついついゲームのスイッチを入れた。

 ゲームを始めるのは仕事を終えた深夜から。1試合3~5分だが、「もう1試合だけ」と続け、気づくと深夜3時。朝も仕事で6時前に起き、昼間は眠気との戦いに。休日は一日中遊び、習慣だったランニングや筋トレの時間も減った。2人で暮らす妻との遠出も少なくなった。

 一方、試合で負けが続くとイライラし、コントローラーを投げそうになったことも多かった。妻には、ゲーム中は怖いから声をかけたくないと言われた。

【働き盛りの男性で増加】センターの受診者は中高生と大学生が8割、社会人が2割で、いずれも男性が多いです。最近は30代、40代の働き盛り世代も増えています。オンライン上が盛り上がり始めるのは、働く世代が参加する遅い時間からですね(中山医師)。

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最終更新:5/15(火) 7:00
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