ここから本文です

手で当てにいくゴルフはデメリットばかり! 体で振るのは「ゆるく握る」ところから【ゴルフ】

5/12(土) 20:00配信

みんなのゴルフダイジェスト

手でボールを当てにいくと力みや手打ちになってしまい、つねに同じスウィングがしづらくなってしまうというのは、2005年にレッスン・オブ・ザ・イヤーを受賞した増田哲仁プロ。著書「ネジらない!から遠くへ飛ぶ、ピンに寄る。」から手で当てるゴルフのデメリットとゆるく握るコツを教えてもらおう。

「手で当てるゴルフ」はスウィングもスコアも不安定

――力いっぱい、ありったけの力でクラブをグリップするアマチュアが多いですね。グリップラバーの損傷も激しく、親指のところが凹んで、しまいにはシャフトの地金が見えてしまっているようなゴルファーもいますが。

グリップで大切なのは、まず前後左右に引っ張り合うようにして持つこと。次に大切なのはグリップの力加減。フック、スライスという持つ形ではなく、無駄な力を入れて持たないことです。ミスショットの原因の多くは、力の入ったグリップにあります。

――やはりボールを打とう、しっかり当てようとするから、手打ちになり、手打ちになるからグリップにも力が入るのでしょうか。

まったくその通り。私が「空振りが平気な人は、すぐ上手くなる」というのはまさにそのことなのです。ボールに上手く当てようとして、ゴルフを「覚えた人」は、腕や手で打つことに慣れ、長けるために練習します。「手で当てるゴルフ」でも、相当量、練習を積めば、やがて上手くなるでしょうし、悪いとはわかっていても、ここ一番で、ついつい肩、腕やグリップに力が入ってしまうんです。

緊張した場面で手に力が入り、ミスショットが出てしまうのはプロとて同じです。ただ、そうしたここ一番でのミスは、間違いなく手中心でボールを打つタイプのプロゴルファーに多いのです。アニカ・ソレンスタムなどがその典型ですが、普通にできる動きの組み合わせで微笑みながらスウィングする人は大きなミスが出ないものです。

――日々の調子の波も、手打ちタイプのほうが大きいんでしょうね。

私はプロ、研修生を含む多くのアマチュアゴルファーを育ててきましたが、今のこの体スウィングを教えるのは、長い間、調子を維持してほしいからです。1試合だけベスト3に入って、あとは予選落ちのプロよりも、何百試合も連続して予選落ちせず、ベスト10に常に入っていられるプロのほうがいいじゃないですか。

ここ一番の緊張した場面で大ミスが出ない。いつも安定していいスコアで回れる。そのためのスウィングづくりとして、私は手を使わずに体を入れ替えるスウィングをレッスンしているのです。

――「手で当てるゴルフ」はスウィングもスコアも不安定、「体で振るゴルフ」はスウィング、スコアとも安定するのですね。

そうなんです。

1/2ページ