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<女子ゴルフ>2連覇の鈴木愛 土壇場で底力を見せつける

5/13(日) 20:50配信

毎日新聞

 ◇ほけんの窓口レディース(13日・福岡CC和白=6292ヤード、パー72)

 外せば三つどもえのプレーオフにもつれ込む可能性もあったバーディーパットを、1メートル先のカップにど真ん中から放り込んだ。激しく降り続く雨の中、鈴木が土壇場で底力を見せつけた。

 三つ目のボギーをたたいた15番で、首位に並んでいた菊地が鮮やかなチップイン・バーディー。2打差をつけられ「流れも悪かったし、優勝は絶望的だと思った」。だが、ここからが昨季賞金女王の真骨頂だった。

 16、17番で微妙な長さのパーパットを決めた鈴木に対し、菊地は連続ボギー。急浮上したアン・ソンジュも含む3人が7アンダーで並び、迎えた18番パー5。ピンまで83ヤード、打ち上げで距離感を出すのが難しい第3打をきっちり寄せ、雨で重くなったグリーンのウイニングパットもしっかり打ち切った。

 ノーボギーの前日までとは一転、スコアを崩しかけた最終日だったが「バーディー合戦より、我慢する展開の方が得意」と言う。一進一退の競り合いで集中力を保ち続け、菊地とアンを「愛ちゃんは心が強い」とそろって脱帽させた。

 早くも自身初の年間3勝目を挙げたにとどまらず、出場8戦で3位以内が7回と安定感は群を抜く。「ショートゲームが良くないとスコアを作れないと思って、オフに練習した成果が出ている」と鈴木。「苦しい展開の中で逆転でき、初優勝の時と同じくらい忘れられない勝利になった」と充実感をにじませた。【野村和史】

最終更新:5/13(日) 22:09
毎日新聞