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乾、本拠最終戦で決勝点演出「宝物になると思う」

5/13(日) 8:45配信

日刊スポーツ

<スペインリーグ:エイバル1-0ラスパルマス>◇12日◇エイバル

 MF乾貴士がエイバルのホーム最終戦で決勝点を演出し、ホームのサポーターに別れを告げた。

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 前半5分、左サイドでこぼれ球を拾った乾が右足で鋭いグラウンダーのスルーパスをゴール前へ送ると、走り込んだFWオレジャナが反転しながら相手DFとGKをかわしラストパス。これをFWシャルレスが押し込んだ。「ぱっと見たらファビアン(オレジャナ)が中に入って来ていたので、そこにいいタイミングで出せました。いい長さで、思った通りのいいボールが出せたので。あとはうまくやってくれたんで、よかった」。エイバルはこの1点を守り抜いた。

 この日がエイバルのホームラストゲームとなった。「終わってみれば悲しいっていうより、楽しかった思い出が多かった。この3年間、このスタジアムでこのサポーター、この監督、このチームメートに恵まれたことっていうのはすごく自分にとって大きいこと。ここでできたことは多分、一生忘れないと思いますし、宝物になると思う。また違うステージには行きますけど、ここでやってきたことをまた違うところでもやれればいいかなと思っています」。

 試合後はバックスタンドから「INUI乾ありがとう」と日本語で書かれた横断幕をもらい、お返しにスパイクをプレゼント。チームメートからは胴上げされた。「逃げてたんですけどね、最初は。でも最後にバレて。でもやっぱり嬉しい。こういうことをやってもらえるとは思っていなかった」。

 20日の最終節はアウェーでのアトレチコ・マドリード戦。「しっかり最後も勝ちたい。マドリードまで来てくれるサポーターがいる。毎回アウェーでも遠くまで来てくれるサポーターがいる。そのサポーターに勝利を届けたい」と有終の美を誓った。

 乾は「せっかく海外に来ているなら、ましては自分がやりたかったスペインに来たのなら、ひとつのチームで終わるのは自分の中でもったいない」とエイバルを去り、新天地でチャレンジする決断を表明している。(山本孔一通信員)

最終更新:5/13(日) 9:06
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