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清宮19打席ヒットなし…大先輩を手本に“二軍から出直し”か

5/14(月) 12:03配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 本当にこのままでいいのか。

 日本ハムの清宮がこの日は「5番・DH」で出場。1ゴロ、2三振の3タコに終わり、9日のオリックス戦で放ったプロ初本塁打以降、19打席連続無安打となった。

 ここまで11試合の清宮の数字は、40打数7安打、1本塁打、1打点、19三振。打率は.175まで下がった。

 打数の約半分が三振という打者が中軸にいては投手もかわいそうだが、栗山監督は今月7日に「一回、落とさないといけないとも思っている」と、清宮を二軍で経験を積ませるプランを明かしながら、前日は「本塁打の後はなかなかストライクを投げてくれない。変に結果を出すより確実に前に進んでいる」と評した。

 高卒の長距離打者で思い出すのは、あの松井秀喜(現ヤンキースGM特別アドバイザー)だ。1年目のオープン戦は53打数5安打20三振。プロのスピードについていけず開幕は二軍で迎えた。一軍デビューは5月1日のヤクルト戦で「7番・左翼」。その第2打席で右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、プロ初安打、初打点を記録した。

 清宮も5月2日の楽天戦で「6番・DH」で一軍戦に初登場。第1打席で中越えのフェンス直撃の二塁打を打つと、初ホームランは7試合目とやや時間はかかったものの、松井の一軍デビュー当時と状況が似ている。

 自身も高卒1年目から71試合に出場した評論家の山崎裕之氏は、清宮の今後についてこう語る。

「どのチームも、甘い球ならスタンドに軽々と運ぶ清宮のパワーは認めている。データを集め、弱点を探りだし、投手は厳しく突いてくる。プロの投手が本気になれば簡単には打てません。清宮は明らかなボール球を振って三振したり、ストレートにピクリとも動かず見逃し三振するケースもある。打席でヤマをはっているようにも見える。プロのバッテリーと駆け引きをするにはまだまだ経験不足です。今の状態でスタメン起用を続けていれば、ベンチの雰囲気が悪くなるかもしれない。二軍の投手相手に真っすぐでも変化球でも芯でとらえる打撃を身につけ、自分に対する攻め方も研究する。二軍で結果を残してから、再び一軍に呼んだ方が清宮のため。焦る必要はない」

 1年目(57試合)の松井秀も、プロ初本塁打を打ってから相手バッテリーに研究され、さっぱり打てなくなった。6月に二軍に落とされ、9月直前に再び昇格。そこからヒットを量産。セの高卒新人記録を更新する11本塁打(27打点、50三振)もマークし、レギュラーに定着した。

 巨人からヤンキースへ移籍し、2009年のワールドシリーズ優勝に貢献してMVPに輝いた松井ほどの大打者になるかどうかはさておき、清宮もそろそろ二軍で勉強する時期にきている。