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<イスラエル>米大使館エルサレム移転、祝賀式典に33カ国

5/14(月) 12:09配信

毎日新聞

 【エルサレム賀有勇、高橋宗男】米国は14日、イスラエルの建国70年に合わせて在イスラエル大使館を商業都市テルアビブからエルサレムに移転し、開設式典を行う。サリバン米国務副長官や、トランプ大統領の長女イバンカ大統領補佐官とその夫クシュナー大統領上級顧問らが出席する。トランプ氏は出席を見合わせるが、ビデオ演説をする予定だ。

 大使館の移転は、昨年12月にエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに伴う措置で、イスラエル外務省は移転を前に13日夕に祝賀式典を開催した。日本大使館からの出席者はなかったが、33カ国の大使が出席し、イスラエルのネタニヤフ首相は「あなたたちの大使館もエルサレムに移してほしい。なぜならそれは正しい行いだからだ」と米国に追随するよう呼びかけた。

 イスラエルでは13日、1967年の第3次中東戦争で東エルサレムを制圧したことを記念する「エルサレムの日」を祝い、旧市街でパレードがあり、ユダヤ教とイスラム教の聖地である「神殿の丘」(イスラム名ハラム・アッシャリーフ)でユダヤ教徒とイスラム教徒の小競り合いが起きた。

 14日の大使館移転に合わせ、パレスチナ自治区ガザ地区で大規模デモが呼びかけられているほか、この日を「怒りの日」と定め、パレスチナ全土での抗議デモも予定されている。15日にはイスラエル建国によって大量のパレスチナ難民が故郷を追われた「ナクバ(大惨事)」を思い起こす日を迎える。

最終更新:5/18(金) 15:25
毎日新聞