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富士フイルム、事務機戦略に誤算=ゼロックス買収合意を破棄

5/14(月) 21:00配信

時事通信

 富士フイルムホールディングスは14日、米事務機器大手ゼロックスが表明した買収合意の破棄に対し、法廷闘争も辞さない考えを示した。売上高の約半分を占める事務機は世界的な市場縮小により収益力の強化が急務だが、合意破棄で戦略に誤算が生じた。ゼロックス大株主との対立は泥沼化しており、難しいかじ取りを迫られている。

 これまで富士フイルム子会社の富士ゼロックスがアジア太平洋、ゼロックスが欧米と両社は事業基盤をすみ分けてきた。ペーパーレス化の進展により、近年は先進国を中心に事務機の販売は振るわない。富士フイルム幹部は1月末に合意した統合が最良の選択肢との認識を示し、「ゼロックスの未来はこれしかない」と強調する。富士フイルムは、統合効果で年2000億円近くの収益改善を見込んでいる。 

最終更新:5/18(金) 16:46
時事通信