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琉球ゴールデンキングス、ホームの力と激しいディフェンスでものにした準々決勝

5/14(月) 20:11配信

バスケットボールキング

 琉球ゴールデンキングスが「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」セミファイナルに駒を進めた。

【ハイライト動画】チャンピオンシップ準々決勝 琉球ゴールデンキングスvs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

 後がない状態で臨んだ5月13日のクォーターファイナル第2戦、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの一戦は、終始僅差で試合が進む中、第4クォーター残り3分10秒に古川孝敏が2本のフリースローを決めて59-58と逆転。再び追いかける立場になった同1分25秒には岸本隆一が値千金の3ポイントシュートを沈めると、ヒルトン・アームストロングがジャンプショット、須田侑太郎がフリースローで加点し、66-62で試合を制した。

 1勝1敗で迎えた“3試合目”は、シュートがわずか1本しか決まらなかった前半を経て、最終5分間で怒とうの攻撃を展開。序盤こそ5点差までつけられたが、ハッサン・マーティンと古川がそれぞれ2本のフリースローを成功すると、残り2分54秒に石崎巧の3ポイントで9-7と試合をひっくり返した。会場が大きく沸く中、終盤には石崎と古川が勝負強さを見せつけ、17-12で試合終了。ホームコートアドバンテージを活かし、ベスト4に名を連ねた。

 34歳のバースデーゲームで勝利を手にした佐々宜央ヘッドコーチは、ヒーローインタビューで「やりました!」と喜びを爆発。沖縄市体育館に集まった3716人の観客に向けて「皆さんが元気を与えてくれて、ホームでできて良かった」と話し、「3勝すればてっぺんが見える。気持ちを乗せて戦いたい」とメッセージを送った。

 試合後の記者会見では、慣れない第3戦に「脳みそが分けられなかった。延長戦に入っている感覚」と明かした。選手やチームのファウル数、取れるタイムアウト数などに戸惑いを感じたようだが、「冷静にやれた。このために練習していたので良かった。厳しい展開だったが、よく乗り越えてくれた」

 また、2017年11月5日から、欠場を除く全試合でスターティングファイブに名を連ねている田代直希についても言及。「チャンピオンシップとレギュラーシーズンは全然違う雰囲気だが、正直、計算外。セミファイナルに向けて乗り越えてほしい」。レギュラーシーズン1試合平均7.2得点を挙げた24歳は、クォーターファイナルの3戦をとおして精彩を欠いたプレーが目立ち、第3戦はベンチから戦況を見守った。

 2戦計17得点を記録し、激しいディフェンスで勝利に貢献した古川は、「しんどい試合」と振り返る。「相手にリードされ、追いかける展開で苦しい流れだったが、そこを我慢して、ディフェンスを最初から激しくできたのは良かった。うまくいかないことも多かったが、みんなが気持ちを出して戦えた。クォーターファイナルをとおして自分たちが成長できた。次につなげられるように準備したい」

 一方、就任1季目をベスト8という成績で終えた名古屋Dの梶山信吾HCは「琉球さんが素晴らしいバスケットをしていた。ディフェンス、オフェンスともに気持ちが入っていた。会場の声援を受けながら、すごい雰囲気だった。このチームと戦えたことを誇りに思う」と総括した。

 琉球の次なる相手は千葉ジェッツに決定。船橋アリーナでの一戦のため、クォーターファイナルとは一転して完全アウェーでの戦いを強いられるだろう。ホームで見せたような気迫溢れる激しいバスケットで、リーグ屈指のオフェンスを抑えることができるか。

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