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スポーツ庁も動く!日大アメフット部悪質タックル原因究明へ 大地長官「レッドカード」

5/15(火) 6:01配信

スポニチアネックス

 アメリカンフットボールの関学大と日大の定期戦で日大選手による悪質な反則行為があった問題で、スポーツ庁の鈴木大地長官は14日の記者会見で「危険な行為で、普通ならレッドカードに値するプレーではないか。なぜああいうプレーが起きたのかを考える必要がある」と関東学生連盟に事実確認を行い、事態の原因究明に乗り出す考えを明かした。

 同庁は全米大学体育協会(NCAA)を参考にした大学スポーツの統括組織「日本版NCAA(仮称)」を来春創設し、安全対策などにも取り組む方針。鈴木長官は「今回の事案は大学スポーツ全体の課題として考えるべきだ。安全安心な環境を整備することが重要」と訴えた。

 一方、関東学生連盟はこの日、春季オープン戦で予定されていた日大の3試合を中止すると発表した。日大の悪質な反則行為を受け、法大、東大、立大の3大学から連名で日大との試合中止を求める文書が送られてきたという。

 同連盟は反則を犯した選手の対外試合出場禁止処分を10日に発表。規律委員会を設置し、当該選手と厳重注意処分とした内田正人監督から聞き取り調査を行い、追加処分を検討する予定。内田監督は現在、活動を自粛しており、その後の試合では指揮を執っていない。関学大は日大に対して、反則行為についてのチームとしての見解や、正式な謝罪を求める抗議文を送付しているが、ラフプレーの余波は大学スポーツ界全般に広がりを見せている。

 <日大―関学大戦VTR> 6日に都内で日大と関学大の定期戦が行われた。試合開始早々の第1Q、パスを投げ終え無防備な状態だった関学大QBの背後から、日大のディフェンスの選手が激しいタックルを見舞った。この選手はその後もラフプレーを続けて資格没収(退場)に。関学大のQBは全治3週間と診断され、脚にしびれが出ているという。試合は21―14で関学大が勝利した。

 ▽日大アメリカンフットボール部 1940年創部。OBの篠竹幹夫氏(故人)が監督に就任した59年からチーム強化が進み、「ショットガン隊形」からのパスを武器に、61年から甲子園ボウル4連覇、78年から同5連覇と関学大とともに学生フットボール界をリードする。90年の優勝を最後にしばらく甲子園ボウル出場から遠ざかっていたが、昨年27年ぶり21度目の優勝を果たすなど近年は復活傾向にあった。チーム名はフェニックス。