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W杯日本代表 最終メンバー23人は”草サッカー”で決まる

5/15(火) 16:34配信

東スポWeb

 西野ジャパンは超異例の“草サッカー”で最終決断を下すことになりそうだ。15日でロシアW杯開幕まであと30日となったが、前日の14日に日本代表は都内でスタッフ会議を開き、W杯予備登録選手35人を絞り込んだ。実戦から遠ざかるFW本田圭佑(31=パチューカ)や故障を抱えるMF香川真司(29=ドルトムント)のメンバー入りが確実なものの、不透明な部分が多いのも事実。そのため、最終登録選手23人を発表する31日に「ビッグ3」の当落を判断する方針だ。

 予備登録の選考作業の会議は、西野ジャパンの苦しい台所事情を表すかのように12時間近い時間がかけられた。終了後に取材に応じた西野朗監督(63)も「現状判断しにくい選手、ケガのある選手、予測のつかない選手も含まれている。パシッと全体が良いコンディションで決まった35人ではない」と苦渋の表情を見せた。

 指揮官を最も悩ませたのは状態に不安のある選手たち。特に、シーズンが4月末に終了してブランクができた本田と、左足首の負傷で3か月間休んだ香川、さらに左足首痛から復帰できないままシーズンを終えたFW岡崎慎司(32=レスター)の、いわゆる「ビッグ3」だ。

 指揮官は具体名こそ避けたが「試合から遠ざかっている選手、かなり長期のケガを抱えて今日(日本に)戻ってきた選手、ケガを抱えている選手。全てを現状で把握してしまうのは危険。これから正確に把握したうえで選考したい」と3人がリストに入っていることを示唆。「本人たちは意欲が高いし、できるという判断で考えている。それが動ける、蹴れるだけではなく、試合のパフォーマンスがこの1か月でトップになり得るか確認したい」と今後の国内合宿で状態を見極める方針だ。
 ギリギリまでビッグ3の動向から目が離せないが、運命の決断には極めて異例の舞台が用意されることになりそうだ。

 当初はガーナ戦(30日、日産)が最終テストの場となる予定だったが、指揮官は「できれば翌日に(試合を)組みたい」と希望。ガーナ戦翌日はW杯メンバー23人の発表日だが、その直前に練習試合を実施するプランを披露した。ガーナ戦では最大17人までしか起用できないこともあり、当落線上にいる選手のために“追試”を行うことになった。

 この試合はファンに公開される可能性もあるが、練習の一環ということでもちろん無料。相手はガーナの控えメンバーやJクラブ、学生など様々な選択肢がある。とはいえ、5万人近くが集まる前日の壮行試合とは打って変わり“草サッカー”に近い。その試合で選手たちの運命を決めるというのは、世界的に見ても異例の選考方法だ。

 コンディション次第ではビッグ3全員が追試の舞台に立っている可能性もある。監督の電撃交代に端を発した日本代表のドタバタ劇は、W杯直前まで続きそうだ。

最終更新:5/15(火) 16:34
東スポWeb