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いくつ知ってる? 産業、気候、健康……アメリカを区分する13の「ベルト」

5/15(火) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

・アメリカには「ラスト・ベルト(さびついた工業地帯)」 や「バイブル・ベルト(キリスト教篤信地帯)」といったさまざまな“ベルト“がある。

画像で見るベルトの位置

・複数の州にまたがる地域の特性を捉えたもので、アメリカの多様性を示している。

・ジェロ・ベルトやストローク・ベルトは、アメリカでもあまり知られていない。

アメリカは数え切れないほど多くの地域に分かれており、それぞれが独自の特性を持っている。

かつては好景気に沸き、今は衰退している中西部や北東部の「ラスト・ベルト(Rust Belt:さびついた工業地帯)」は、聞いたことがあるだろう。宗教が地域の文化や政治において大きな役割を果たす、南部に広がる「バイブル・ベルト(Bible Belt:キリスト教篤信地帯)」も知っているかもしれない。

だが、「ジェロ・ベルト(Jell-O Belt)」や「ストローク・ベルト(Stroke Belt)」はどうだろうか? アメリカには「……ベルト」と呼ばれる十数の地域があるという。

アメリカで最も有名な13の「ベルト」を紹介しよう。

1. バイブル・ベルト(Bible Belt)

バイブル・ベルトは、福音派プロテスタントが社会や政治において特に強い役割を果たしている地域。バイブル・ベルトの人々は保守的で、他の地域の人々よりも教会の礼拝への出席率が高い傾向にある。

バイブル・ベルトは、アメリカ南東部のほぼ全てが含まれると考えられており、バージニア州からフロリダ州北部、テキサス州西部、オクラホマ州、ミズーリ州まで広がっている。

2. ブラック・ベルト(Black Belt)

ブラック・ベルトは、奴隷制プランテーション農業の歴史を持つ、アフリカ系アメリカ人の人口が多い南部の地域を指す。

もとは色の濃い、肥沃な土壌で知られるアラバマ州の中心部の特定の地区を指していたが、土地の世話をする奴隷と結びつき、奴隷制度と綿花栽培が普及していたより広範な地域を意味するようになった。

アメリカの教育者で作家のブッカー・T・ワシントン(Booker T. Washington)氏は、ブラック・ベルトの進化を次のように記述している。

“わたしの知る限り、この呼び方は当初、土壌の色によって区別された一部地域を示すために使われた。この粘土の高い、色の濃い、豊かな土壌に恵まれた地域は、奴隷制度が最も有益だった南部の一部であり、結果的に彼らの多くがそこへ連れて行かれた。のちに、特に(南北)戦争以降、この呼び方は政治の場面で使用されているようだ--つまり白人より黒人が多い郡を指している。”

今日では一般的に、テキサス州やアーカンソー州の一部を含むバージニア州からディープ・サウスの一帯を指す。

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最終更新:5/15(火) 20:10
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