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【オークス】アルテミス、あるぞ3勝目のミラクル

5/16(水) 6:01配信

スポニチアネックス

 競馬は血統だ。それを改めて実感したのは先週のヴィクトリアM。兄にサダムパテック(12年マイルCS勝ち)を持つジュールポレールがゴール前、力強く抜け出し快勝。重賞初制覇がG1という快挙はまさしく血のなせる業だ。

 矢車賞で遅い2勝目を挙げたトーホウアルテミス。12頭立て2番手からの抜け出しに強烈なインパクトはないが、そこに血統を加味すれば十分不気味に思える。兄は14年の菊花賞戦線にすい星のごとく現れ、伝説をつくったトーホウジャッカルだ。5月31日という極めて遅いデビューとなった兄は中京、小倉で2勝を挙げ、神戸新聞杯でワンアンドオンリーに迫る3着。そして菊の大舞台で逆転戴冠を果たす。未勝利、500万に続く3勝目が菊花賞だったのだ。

 「そういえば3勝目でしたね。でもさすがに…」。担当の木村助手は大舞台を前に遠慮気味に笑うが、伸びしろと未知の魅力を“手応え”として実感する。

 「最初の頃とは触った感じから全然違う。最初はかなり緩かった。今はカイバも食べて体もしっかりしてきました」

 矢車賞は逃げ馬をマークする形から4コーナーで積極的に並び掛け、直線は突き放すワンサイド。着差はわずかに1馬身半差でも内容は完勝だった。「前走はスローでも34秒台の上がりを使ってくれた。使いながらレースも上手になっている。距離が延びても問題ないでしょう」と12Fに不安はない。晩成で知られるハーツクライ産駒に兄が奇跡の菊花賞馬トーホウジャッカルなら3勝目のミラクルを信じていい。

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