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日本初!「DisplayHDR 1000」準拠の4K液晶モニター、PHILIPSから

5/16(水) 17:03配信

Stereo Sound ONLINE

上位機は32分割のバックライト部分駆動を採用

 PHILIPS(フィリップス)より、42.5型の4K液晶ディスプレイ「436M6VBPAB/11」と「436M6VBRAB/11」の2モデルが発表された。

 価格はともにオープンで、想定市場価格は436M6VBPAB/11が11万9000円前後、下位モデルにあたる436M6VBRAB/11は8万9000円前後。5月25日の発売に先立ち、都内でメディア向け体験会が実施された。

 今回発表の2モデルについては、いずれもPC向けの液晶ティスプレイとなり、チューナーは非搭載。注目は、PC向けのHDR(ハイ・ダイナミックレンジ)規格「DisplayHDR」に対応している点だ。

 DisplayHDRは、米VESA(ビデオエレクトロニクス規格協会)が2017年12月にPC用ディスプレイを対象に策定したHDRの新規格。すでに、UHD Blu-rayなどで採用されているHDR10の要素を包括する。

 現在のバージョンは「DisplayHDR version 1.0」で、輝度や色域等の違いに応じて、ハイエンドクラスの「DisplayHDR 1000」、メインストリームクラスの「DisplayHDR 600」、エントリークラスの「DisplayHDR 400」と3つのレベルを定義している。

 上位機の436M6VBPAB/11は、日本で初めて「DisplayHDR 1000」認証を取得した、4K解像度(水平3,840×垂直2,160画素)の液晶ディスプレイ。42.5型パネルはVAで、表面には非光沢(ノングレア)処理を施す。

 輝度は720nit(最大時1,000nit)。色域は10bitの色階調表現を使い、BT.709が100%、DCI-P3は97.6%のカバー率を誇る。32分割のバックライト部分駆動と広いダイナミックレンジを活かして明るい場面ばかりでなく、暗部のディテイルもしっかり再現する。

 接続端子はHDMI×1(HDCP2.2対応)、Display Port1.2×1、Mini-Display Port×1、USBタイプC×1、USBタイプB×2を装備したほか、7W×2のスピーカーを搭載する。寸法/重量はW976×H661×D264mm/14.71kg。

 下位モデルの436M6VBRAB/11は、「Display HDR400」に準拠する。ただし、本規格対応の液晶ディスプレイが昨年、同社から登場しているので、こちらは日本初という訳ではない。上位機同様に、4K解像度のVAパネル(表面は非光沢)を採用し、輝度は450nit(最大時も450nit)。色域も上位機と変わらず、10bitの色階調表現を使い、BT.709が100%、DCI-P3は97.6%をカバーする。

 接続端子は、HDMI×2(ともにHDCP2.2対応)、Display Port1.2×1系統、D-Sub15ピン×1、USBタイプC×1、USBタイプB×2を搭載する。また、7W×2のスピーカーを内蔵する。寸法/重量はW976×H661×D264mm/12.72kg。

 体験会でフィリップスの液晶ディスプレイの日本総代理店を務めるMMD Singapore 日本事務所 営業部 主任の川口康裕氏が液晶ディスプレイの市場動向について紹介した。

 川口氏によると「液晶ディスプレイの世界での販売台数シェアは8位」(2015年~2016年におけるPCバンドルを含む台数)だそうで、世界では液晶ディスプレイブランドとしても認知度が高い。

 日本でフィリップスといえば白モノ家電のイメージが強いが、2013年11月より液晶ディスプレイの販売をスタートしている。シェアは初年度(2013年)の2.6%から、昨年(2017年)の13.9%、シェア2位まで急伸長している。その理由を「業界最長の液晶ディスプレイ5年間保証と豊富なラインナップで多くのお客様のニーズに対応できたからではないか」と説明した。

 さらに、川口氏は「今回、DisplayHDR 1000と同400の対応製品を発表できたので、次はDisplayHDR 600対応モデルを検討したい」と今後の製品展開に触れた。

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最終更新:5/16(水) 17:03
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