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【ネタバレ注意】近未来VR映画『レディ・プレイヤー1』レビュー! 原作とアレコレ比較するとどうなの?

5/16(水) 21:11配信

ギズモード・ジャパン

映画を見たなら小説もぜひ!

2011年に登場したアーネスト・クラインによる小説『ゲームウォーズ』が、2018年にスティーヴン・スピルバーグの手により『レディ・プレイヤー1』として映画化されました。原作は80年代の映画やドラマ、テレビゲームなどのポップ・カルチャーがふんだんに採り入れられ、複雑な権利問題から映像化なんて不可能では?と誰しもが思う作品でした。

【ネタバレ注意】近未来VR映画『レディ・プレイヤー1』レビュー! 原作とアレコレ比較するとどうなの?

にもかかわらず、劇中には『バック・トゥ・ザ・フューチャーII』版デロリアンや『アキラ』金田のバイク、『アイアン・ジャイアント』、『ストリートファイターII』、『オーバーウォッチ』や『Halo』、『ハローキティ』に『機動戦士ガンダム』、『チャイルド・プレイ』、『エルム街の悪夢』、さらには古典ホラーの名作『シャイニング』などなど、ホントに枚挙に暇がないほどのイースター・エッグやらオマージュやらが所狭しと散りばめられることとなりました。これはひとえに、生きる伝説スピルバーグ監督だからこそ業界がこぞって協力してくれたおかげなのです。

ただし、やはり原作からの映画化にあたりアレコレと大人の事情が絡んでおり、重要なお助けアイテム「ベーターカプセル」を起動して変身する『ウルトラマン』が出演できず、『スター・ウォーズ』もNGだったといいます(とはいえ実はいくつか隠し要素が登場しています)。

すでにいくつもネタバレしてしまいましたが、これより先は原作と比較しつつ、さらに突っ込んでレビューしてみたいと思います。

キャラクター・デザイン

まずなんといってもメインキャラ5人がVR世界「OASIS」で纏うアバターのデザイン! 原作は活字なので、その姿は100%読者の想像に委ねられます。ですが映画では妙にリアリスティックで、妙にキモいのです。たとえば劇中内のカメオ出演で見られる『ストII』や『オーバーウォッチ』のように、完成されたゲームキャラが持つ華と洗練さが感じられず、トゥーンレンダリング的な描画でもないのでサッパリ馴染めません。日本人目線で見る、洋ゲーのバタ臭いテイストとでもいうのでしょうか……?

主人公パーシヴァルの親友エイチは、モンスター型なので100歩譲るとしても……侍や忍者っぽいダイトウとショウ(原作ではショウトウ)も“いかにも外国人が考える侍と忍者”ですし、ヒロインのアルテミスはデカ目でハリネズミみたいな髪の毛で、なんだかエイリアンのよう。主人公たちを苦しめる巨大企業IOIで主任を務める、悪者ソレントのアバターのほうがよっぽどアメコミっぽくて親しめるデザインでした。

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