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1歳児衰弱死、両親は近所と交流少なく 金銭的な苦労か…男の勤務先、遅刻や無断欠勤なく真面目

5/16(水) 22:27配信

埼玉新聞

 十分な食事を与えないまま1歳の三男を放置して衰弱死させたとして、埼玉県警捜査1課と上尾署は16日、保護責任者遺棄致死の疑いで、桶川市東1丁目、会社員の男(25)と、妻の女(25)を逮捕した。三男の体重は同じくらいの年齢の子どもと比べて、半分以下だったという。男と女は「十分な栄養を与えないで死亡させてしまった」などと供述。県警は2人が三男に食事は与えていたものの、長期間わずかな食事しか与えていなかったとみて捜査している。

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 1歳男児を放置して衰弱死させたとして両親が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件の現場のマンションは、JR桶川駅から東に約700メートルの住宅街。近隣住民によると、家族は3年ほど前に引っ越してきたが、近所とはあまり交流がなかったという。

 近くに住む主婦(26)は「まさかこんなに近所とは思わなかった」と驚く。1年ほど前に抱っこひもで赤ちゃんを抱いて家族で出掛ける姿を見たが、それ以来、子どもの姿はあまり見なかったという。

 父親の男(25)が以前に勤務していた桶川市内の建設会社の男性社長(50)は「遅刻や無断欠勤はなく、勤務態度は真面目だった」と話す。晴ちゃんが亡くなる当日までいつも通りに出勤し、変わった様子はなかった。その日の午後10時ごろに「子どもが亡くなった」と動揺した様子の男から電話があったという。

 社長は「(男は)『帰って子どもを風呂に入れるのが大変だ』などと話すことはあったが、子どもをかわいがっていた様子だった。信じられない」と振り返る。家庭の話はあまり聞いたことがないというが、「給料の前借りをすることが多く、何か金銭的な苦労があったのかもしれない」と話した。

最終更新:5/16(水) 23:54
埼玉新聞