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1歳児衰弱死、桶川市が育児支援を継続中に事件 部屋に異臭などせず、市健康福祉部「強制的な確認難しい」

5/16(水) 23:10配信

埼玉新聞

 十分な食事を与えないまま1歳の三男を放置して衰弱死させたとして、埼玉県警捜査1課と上尾署は16日、保護責任者遺棄致死の疑いで、桶川市東1丁目、会社員の男(25)と、妻の女(25)を逮捕した。三男の体重は同じくらいの年齢の子どもと比べて、半分以下だったという。男と女は「十分な栄養を与えないで死亡させてしまった」などと供述。県警は2人が三男に食事は与えていたものの、長期間わずかな食事しか与えていなかったとみて捜査している。

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 1歳男児を放置して衰弱死させたとして、桶川市の両親が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件。市によると、事件は育児支援を継続中に起きた。三男の晴ちゃんが2016年9月に生まれて以降、自宅を4回訪問していたが、面会できたのは最初だけで、3回は面会を拒否されたという。

 晴ちゃんには、4歳と3歳の兄がおり、次男を妊娠した際に、母親の女(25)から「どこで出産したらいいのか」という内容の相談を受け、市は育児支援を始めた。

 晴ちゃんが生まれた後、市の保健師が16年9月20日、自宅を訪問、晴ちゃんの顔を確認した。11月にも訪問し、兄2人に会えたが、晴ちゃんは寝ていると説明された。兄2人の体にあざはなく、体も特に痩せていなかったという。

 晴ちゃんが4カ月健診を受けていなかったため、昨年5月に3度目の訪問。この時も、晴ちゃんに会えなかった。女は「ミルクをよく飲んで元気」と話したという。最後に訪問したのは昨年9月6日で、晴ちゃんには会えなかった。兄弟の様子に変わったところはなく、部屋に異臭などもしなかったという。

 市健康福祉部は「育児支援は親との信頼関係を築きながら行うので、強制的に本人を確認することは難しかった」としている。

最終更新:5/17(木) 0:04
埼玉新聞