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ハイボール人気で飲まれすぎ?サントリーウイスキー2商品が販売休止へ

5/16(水) 17:59配信

FNN PRIME

お酒を飲む人なら、ここ最近「ウイスキー」を炭酸水で割るハイボールの人気が続いていることはご存じだろう。
ところが、あまりの人気ぶりから「ウイスキー」の原酒が足りなくなり、サントリーが2商品の販売を休止することになってしまった。

ウイスキー人気…理由はここにも?

販売休止になるのは、サントリーホールディングス傘下のサントリースピリッツのシングルモルトウイスキーの「白州12年」(希望小売価格 8,500円)と、ブレンドウイスキーの「響17年」(希望小売価格12,000円)。
休止時期については、白州が6月ごろ、響は9月ごろになるとみられているが、売れ行きによって時期が前後する可能性もあるという。

原酒が足りなくなった理由をサントリーの担当者に聞いてみた。



――原酒不足の原因は?

「響17年」は17年以上、「白州12年」は12年以上寝かせた原酒を使う製品です。
それだけ前に仕込まれた原酒を使わなければならないのですが、ウイスキーの人気がとても上がって当時の想定より需要が増えたため、結果として原酒が足りなくなっている状態です。

ウイスキー復活の要因は「ハイボール」「マッサン」

国税庁が発表している「酒のしおり」によるとウイスキーの国内生産量は1980年度にピークを迎え(35万1000キロリットル)たが、その後は減少傾向に一転。
2007年度に底を打って(5万6千キロリットル)から、やっと少しずつ人気を取り戻し始めた。

2003年には、サントリーの「山崎12年」が世界的な酒類品評会「インターナショナル スピリッツ チャレンジ」で金賞を受賞。
それ以降、今回販売中止になる2商品を含めたサントリーのウイスキーは、様々な国際的コンテストで優秀な成績を収めている。

また、2008年からサントリーは「ハイボール復活プロジェクト」に乗り出し、ビール感覚の飲み方を若い世代にもアピール。
さらに2014年からは、大正時代の国産ウイスキーづくりを描いたNHKの連ドラ「マッサン」がスタート。
これらCM・店頭ポスター・ドラマなどのおかげもあってかウイスキー需要は順調に伸び続け、2016年度の生産量は約10年前の倍以上(11万4千キロリットル)となっている。

ウイスキーの売れ行きがV字回復してきている今、販売中止となるのは大きな痛手ではないだろうか?



――再販はいつになるのか?

現時点では何とも言えません。

――以前販売していた「響12年」(2015年販売終了)や「白州10年」(2013年販売終了)は原酒不足のためなくなったのか?

終売と休売は全然違うものです。
終売は、販売終了の判断を行うものなので、今回の休売とは全く関係のない話です。



――「角瓶〈黒43度〉」は発売休止してからまだ売っていないようだがどうなっているのか?

そちらは2016年から休売しており再開のめどはたっておりません。



今回は、一定期間以上寝かせた原酒を使う商品のため、販売再開のめどは現時点では言えないという。
ハイボール人気は続きそうなだけに、早めの販売再開が待たれる。

最終更新:5/21(月) 14:31
FNN PRIME