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市川華菜、後半に流れつなぐ 別種目から成長ヒント

5/16(水) 11:16配信

日刊スポーツ

<陸上セイコーGGP大阪20日:選手紹介・3>

 IAAF(国際陸上競技連盟)ワールドチャレンジ第2戦「セイコー・ゴールデングランプリ大阪」(日刊スポーツ新聞社共催)が20日、ヤンマースタジアム長居で開催される。

【写真】2位福島と健闘をたたえ合う市川華菜

 ニッカンスポーツ・コムでは今回から世界から集結するトップアスリートに挑む日本の6選手を紹介する。第3回は女子100メートルなどに出場する市川華菜(27=ミズノ)。

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 女王の座は譲らない。市川は昨年の日本選手権では100メートル、200メートルの2冠に輝いた。4月の織田記念国際では11秒79の予選3組3着で上位者による決勝A進出を逃すなど、まだ本調子には至っていないが、「日本選手権をピークに焦らず、徐々に上げていけるようにやっていきたい」と語る。セイコー・ゴールデングランプリ大阪にも福島、前山、斎藤と日本選手権で優勝を争うメンバーがそろった。連覇が懸かる1カ月後の日本選手権へ状態を確認する舞台としたい。

 今季のオフテーマはバネを鍛えること。「足が(地面に)付いた時の力を強くすれば、前に進む」と言う。昨年同様、母校である愛知・岡崎城西高の練習に参加し、男子の跳躍選手らとともに汗を流した。ほぼ同じレベルの男子高校生と競いながら、推進力を高める筋力などを強化した。

 また別種目からも、成長のヒントも得た。走り高跳びは助走のカーブ走で遠心力を蓄え、それを踏み切りで一気に地面に伝え、反発を利用する。その動きはコーナーから入り、直線を駆け抜ける200メートルにも生かせると考えた。「楽にコーナーを回れるようにいろんな方向から取り入れてみました。うまく遠心力を使えれば、コーナーを出る時にスッと出られるんじゃないかなと」と言う。直径約4メートルの円を走るなどして、曲走での重心の使い方などを染み込ませた。得意の後半に、いい流れでつなぐ感覚を磨いた。

 12年ロンドンオリンピック(五輪)は女子400メートルリレーで出場した。しかし、その後、腰のケガにも悩まされた影響もあり、16年リオデジャネイロ五輪は出場できなかった。2年後の東京五輪。その舞台には個人種目で立ちたい。【上田悠太】

最終更新:5/16(水) 12:34
日刊スポーツ