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贈り主は『ふなっしー』 津波被害の南三陸にミシン、ブレイク前から続く支援 「毎月仕事をお渡しします」

5/18(金) 7:00配信

withnews

 津波で甚大な被害にあった宮城県南三陸町。そんな町にある工房にまもなく、1台のミシンが届きます。贈り主は人気キャラクター「ふなっしー」です。大ブレイクする前からグッズ製作を依頼し、復興支援を続けてきました。受け取った工房の代表とふなっしーに話を聞きました。

【画像】ふなっしーのシールを貼ったミシン。工房で生産している「分身ふなっしー」や、手作りの様子も紹介

「これで安心して作業を続けられます」

 今月16日、「南三陸ミシン工房」のツイッターアカウントが、こんなつぶやきを投稿しました。

 ◇ ◇ ◇

 此のたび、ふなっしーから、刺繍ミシンをご寄付頂くことになりました。

 ミシンの購入代は、最新DVD『ふなのみくす4』の収益から充ててくださるそうです。

 既存の1台だけでは量産も心もとなく不安だったのですが、これで安心して作業を続けられます。

 ふなっしーとファンの皆さんありがとう。

 ◇ ◇ ◇

 添付されている画像には、ふなっしーのシールが貼られたミシンが写っています。こちらは現在稼働している唯一の刺繍ミシンです。

 この投稿に対して、「ふなちゃんのお陰でお手伝いできたのであればとても幸せ」「目から梨汁が」「暖かい心に泣ける」といったコメントが寄せられており、リツイートは3千、いいねは6千を超えています。

南三陸ミシン工房とは

 南三陸ミシン工房ができたのは、東日本大震災が起こった後の2011年秋。

 被災した女性たちと、彼女たちを支えるボランティアが、支援物資のミシンを仕事や生きがいにしていくために立ち上げました。

 縫製工場に勤めた経験を生かして働きたいという人もいれば、震災後の心のよりどころとして活動に参加した人もいます。

 「最初のうちはいいかもしれないけど、しょせん『ごっこ』でしょ」と言われたこともありましたが、現在も10人が縫製作業をしています。

 代表理事の熊谷安利さんは、こう話します。

 「なにもすることがなくなり、『自分は生きていていいのか』と自問するようになった時、支援でもらった小さな家庭用ミシンで世の中とつながりました。ミシンが『生きていていいんだ』と思わせてくれる魔法の道具になりました」

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最終更新:5/18(金) 10:54
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